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誠心誠意は10年後に~街のでんきやさん・野口電器

誠心誠意は10年後に~街のでんきやさん・野口電器

(2014年6月10日更新)

 
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パナソニックのお店への取材をもとにまとめられた『街の元気屋さん』(街を元気にプロジェクト著)から“心がほろっと温まるいい話”をご紹介します。
今回は、「売りっぱなしにしない店、日本一をめざしているんです」と語る街のでんきやさん・日栄電器さん(福岡県八女郡)の太陽光発電システムに関するお話です。
 
街の元気やさん
 
* * *
 

「うちの店のモットーは、心をこめた、ていねいな工事品質」

 
そう胸を張るのは、若き店長野口大樹さん。福岡県八女郡で、創業者であるお父さんやご家族のみなさんと野口電器を営んでいます。
 
太陽光発電システムでは、県下でも有数の実績を誇る野口電器さん。
「太陽光発電システムは5年、10年の商品ではありません。お客さまの大事なお住まいの上に設置する商品ですし、15年、20年…それ以上の商品。メーカーの信頼性や保証内容はもちろんですが、施工品質やアフターメンテナンスがとても大切なんです。それが整えば、太陽光発電システムは、環境にも家計にも貢献してくれる、とてもいい設備商品です」
 
太陽光発電システムの施工は、一軒一軒のお宅によって、屋根の形状も防水処理などの状態も違うため、それをよく見極めながら、耐久性に優れた工事をする技術が不可欠とか。
耐久性に優れた工事なんて、当たり前といえば当たり前のこと。
でも、エアコンの取り替え工事などに伺ったとき、「たまに、“なんじゃこりゃ”なんて工事をしているケースを見かけるんですよ」と言う野口さん。
 
先日車庫のスレート屋根に、大容量の太陽光発電を設置したときは、スレート屋根の場合、純正の架台がないため、20年にも耐える品質設計で、塩害環境にも強い架台を特注したといいます。
そして耐久性だけではなく、「僕、自分では“おしゃれ施工”と言ってるんですけど」
と、屋根や壁の色を考えた配管や、配線の取り回しなど、見栄えにも気配り。アフターケアのことまでちゃんと考えた施工を心がけているとか。
 
「屋根の上のことですから、お客さまにはわからないかもしれない。でも、わからないからこそ、手抜きなんてできない」
 
自分のところの都合を優先するような工事は決してすまい、と誓っています。
 
「販売から施工、アフターメンテナンスまですべてを僕が管理することで、お客さまからいっそうの信頼をいただいていると思います。僕たち“街のでんきや”は、お客さまと長いお付き合いが続きますし、だからこそ、施工にもおのずときっちり身が入るんです」
 
野口電器さんで太陽光発電を設置したというお客さまは、それこそいろんな業者が売り込みに来たといいます。「だけど、知らんとこに頼みたくなかと」と野口さんにお願いしたとか。
 
「価格だけの商売が、お客さまにとって真に利益になるとは思いません。特に太陽光発電は一生モノですし、お客さまにとって真に価値ある商品にすることが大切。それは、売った店しだいなんです」
 
「この間の豪雨はすごかったなあ。太陽光発電、大丈夫かいなと思ったけど、アンタんとこで付けてもらって平気やったばい」とお客さま。
「そりゃ、当たり前ですよ。高い施工基準でしっかり取り付けさせてもらってますもん」と笑う、野口さん。
「だけどまあ、野口電器にして、ホントに正解だったかどうかは、10年経ってみんとわからんばってんねえ」と、お客さまも笑っています。
 
設置してからは、ちゃんと順調に発電しているか、気になるものだといいますが、いまのところ、搭載したお宅の実際の発電量は、設置前のシミュレーション値を上回っているお宅ばかりとか。
 
「冷蔵庫が故障したら、冷えないのですぐにわかります。テレビが故障したら、映らないのですぐにわかります。エアコンが故障しても、すぐにわかります。でも、太陽光発電に不具合が生じたら?」
ちゃんと正常に発電しているか、お客さまにはわかりづらい商品だけに、しっかりと屋根の上を見守っていきたいといいます。
 
「10年後20年後、野口電器にして本当に正解だった、と思っていただけるように」
 
 
 

 
 
【出典】

『街の元気屋さん』

~心がほろっと温まる「街のでんきやさん」の話~
 
松下幸之助さん、街のでんきやは今日も元気です!
震災に負けない、お年寄りが多い街だからこそできるサービスがある。地元を愛するお店だからこそ語れる、ほろりとするちょっといい話。
 
 
【著者紹介】
街を元気にプロジェクト
ふとしたきっかけで、「街のでんきやさん」に興味をもち、全国各地のお店を取材して歩いている、コピーライター梶田あずさ、グラフィックデザイナー小亀沢・近藤義顕、カメラマン日野眞郷たちのチームです。取材を続けるうちに、“街のでんきやさん=街の元気屋さん”であることに気づき、つけた名前が「街を元気にプロジェクト」。街のでんきやさん、いつかお店に伺ったときは、よろしくお願いします。
 
 
 
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