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建設業界を元気にしたい!~ハタコンサルタント

建設業界を元気にしたい!~ハタコンサルタント

(2013年1月25日更新)

 
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『お客様に感動を与えるエクセレントカンパニー』から、人に感動を与えるCSエクセレントカンパニーの取り組みをご紹介。実践に基づくコンサルティングで建設業界全体の進歩向上を目指すハタコンサルタント株式会社様をご紹介します。

 

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■建設業界を元気にしたい

 

当然のことだが、コンサルティングを受けたり、セミナーを受講するにはある程度の料金が必要となる。そのためどの会社でも、資金的な余裕があるときにコンサルティングを受ける傾向がある。しかし、企業が繁栄を続けるためには、継続的に学び、刺激を受ける必要がある。

 

そこで降籏は「建設経営者倶楽部」というNPO法人を立ち上げて、建設会社の経営者に積極的にこの会に参加してもらうよう呼びかけている。具体的な活動内容としては、偶数月に「定例会」、奇数月に「委員会活動」を行っている。定例会では、その日の話題提供としての講演を行ったあと、数名ずつグループに分かれて講演テーマについて議論をする。委員会活動では、事業革新、人材育成、イメージ刷新といったテーマについて研究を進めている。

 

要は、経営者が定期的に勉強できる機会をつくるということである。講演や同業他社の経営者とのディスカッションを通じて、その後の経営改善やモチベーションアップにつなげていくことが、このNPO法人の目的である。

 

また、ISO取得のためのコンサルティング受講者OBを対象に、二カ月に一回、「ISO推進フォーラム」が開催されている。ISOは、ただ認証を取得しただけで終わるものではない。その後も有効に活用し続けることで、業務の効率化や品質の向上などが推進され、ひいては利益率の向上にもつながる。大事なのは「取りっぱなし」にしないことであり、定期的にフォーラムを催して情報交換する機会をもつことで、ISOを最大限活用できるよう経営者やISO担当者に促していくことだ。

 

「建設経営者倶楽部」「ISO推進フォーラム」といった取り組みは、費用対効果という観点から、参加者にとってはたいへん大きなプラスの効果が得られる。満足度の高いサービスであることは間違いない。降籏がこうした工夫を凝らしているのは、もちろん顧客とのつながりを維持する意味もある。しかしそれ以上に、「建設業界を元気にしたい」という強い願いが込められているのだ。

 

■いいと思うことは、まず自分たちでやってみる

 

原価低減や現場代理人教育、技術提案作成支援といった、大きな柱となる研修・コンサルティングに加えて、ハタコンサルタントでは、日常の業務の中で生かせる様々なアドバイスを行っている。同社のアドバイスの特徴は、すべて自社で実際にやってみて、「効果が高い」と感じられたものだけを紹介していることだ。

 

例えば「朝礼」は、高く評価されている国内外の企業の要素を取り入れ、独自にアレンジを加えて毎朝行っている。そうして理想的な「朝礼」を自分たちで追求したうえで、顧客に紹介したり、実演して見せたりしているのだ。

 

建設現場では、現場監督が「いい朝礼」をできるかどうかで、職人たちのパフォーマンスが大きく左右されるという。朝から元気に、笑顔でその日の目標を高らかに叫んだり、経営理念を唱和したりすることで、その日の仕事への取り組み方が変わってくるのだ。「いい朝礼」を顧客に教えるためには、まず自分たちが「いい朝礼」をしなければいけない。そういう姿勢を貫くことで、机上の空論ではない、実のある研修・コンサルティングが可能となるのだろう。

 

このように、いいと思われるものを自社で実践することは、ハタコンサルタントの従業員満足の向上にもつながっている。元気が出る「朝礼」、さらには、ありがとうのメッセージを交換する「サンキューカード制度」、コミュニケーション促進のための「交換日誌」を行うことで、従業員はいい働きができるようになる。いい笑顔も出る。声の張りもよくなる。そうして高い満足感を得ながら働けば、顧客に対してもいいサービスを提供できるようになる。そう考えると、従業員満足と顧客満足との間には密接な関係があることがわかる。「従業員満足がないところに顧客満足は生まれ得ない」ともいえるだろう。

 

降籏には楽しみにしていることがある。現在、三十歳代の社員数名を建設会社に派遣し、現場監督の経験を積ませている。彼らが四十歳になったとき、ハタコンサルタントに戻ってきて講師になる予定だ。降籏本人や三浦と同様に、「現場を知る建設コンサルタント」の育成を進めているのである。

 

降籏によれば、日本の就業人口約六〇〇〇万人のうち、一割にあたる約六〇〇万人が建設業・建設関連業に関わっているという。現実問題として、建設業界全体の浮沈が日本経済の行く末を握っているということだ。そのためにも、建設業界の進歩向上に貢献していく同社の取り組みは非常に意義深い。

 

「子どもの憧れの職業ベストテンに建設業が入るようになることが、私の究極の夢です。生涯をかけて、建設業界のために尽くしていきたいですね」

降籏のまぶたには、『黒部の太陽』が今も輝き続けている。

 

ハタコンサルタント株式会社

代表者/代表取締役 降籏達生

創 業/平成十年十一月  設 立/平成十二年九月

住 所/愛知県名古屋市中村区名駅四-二-二八 名古屋第二埼玉ビル

電 話/〇五二(五三三)九六八八(代表)

URL/http://www.hata-web.com/
 


 

exce.jpg『お客様に感動を与えるエクセレントカンパニー』

(PHP研究所/2012年9月)

本書は一般書店様での販売は行なっておりません。本書に関するお問合せは弊社までお願いいたします。


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