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仕事の奥義をきわめる【朝礼・研修のスピーチ】

仕事の奥義をきわめる【朝礼・研修のスピーチ】

(2016年3月 7日更新)

 
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江戸時代中期の能楽師で、謡の名人乏して知られる観世左近は、あるとき、謡が上達しない「三つの病」について、こう語りました。
「一つは声が良いこと。二つは覚えが良いこと。三つは拍子の利かせ方がうまいこと。
この三つが備わった者は、おそらく極意に達する前にダメになってしまうであろう。
このことはいずれの道にも通じることで、器用を当てにする者は慢心する。自ら満ち足りたと思う者は工夫をしなくなる。工夫をしなくなれば、諸芸の奥義をきわめることは不可能である」
 
なんとも奥の深い言葉です。確かに、なんでも器用にこなす人は、自分の器用さに頼るあまり、真正面からぶつかっていこうとしません。
 
その結果、練習が不足してしまい、本物を会得するには至らないのでしょう。そう考えるならば、まじめにコツコツ努力を続けられる人こそ、何より最高の才能に恵まれているといえるのかもしれません。
 
私たちは、ときに「人よりラクをしたい」「少しでもうまく立ち回りたい」と考えます。しかし、それよりも愚直に自分を磨いていく。その愚直さこそが、私たちの人生においてもっとも必要なことなのかもしれません。
 
 
出典:CD『元気が出る朝礼120話』(PHP研究所・刊)
執筆:三浦竜

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