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日本航空インターナショナル様~「心元気!プログラム」で 職場のメンタルヘルスを実現する

日本航空インターナショナル様~「心元気!プログラム」で 職場のメンタルヘルスを実現する

(2007年6月29日更新)

 
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JALでは、コミュニケーションを通してストレスをマネジメントする研修、「心元気!プログラム」を実施している。400社にのぼるグループ会社組織の中でこの研修をスタートさせた背景を、人事部キャリア開発支援室副課長 大井由美子さんに伺いました。
 
Q.「PHPゼミナール講師派遣セミナー」導入の背景は?
 
教育予算の削減や組織のスリム化が行われた結果、JAL出向社員とプロパー社員が混在するグループ内で、知識やノウハウの伝授など、コミュニケーション不足による様々な問題が生じてきました。特にメンタル面での問題を抱える社員のケースが増え、非常な危機感を覚えました。仕事や生活への不安、悩み、ストレスを解消することができたらと、職場のメンタルヘルス対策の研修を企画したのです。90年代以降の構造改革で人員規模は縮小し、一人ひとりの仕事の負荷が増えたことなども要因の一つと考えられるかもしれません。
 
 
Q.「心元気!プログラム」の内容とねらいについて教えてください。
 
この研修は部下を持っている組織管理者対象の研修として2002年に始めました。大きくは3つのポイントで構成しています。
  1. 心と体の健康度チェック『Self』により、ストレスを多面的に捉え、「社会的な健康」「心身の健康」「生活の健康」を3つの観点から総合的にチェック。この3つのバランスをいかに高め、いかに改善すれば良いのかを知ることにより、今後のライフスタイル改善に必要なことは何かを自分自身で気づいてもらう。
  2. 部下のストレスサインを読み取るノウハウを習得し、適切な対応策を具体的に学ぶ。
  3. 組織活性化やメンタルヘルス向上のためのコミュニケーションのあり方や、コーチングスキルを習得してもらう。
 
 
Q.研修の手応えはいかがですか?
 
メンタル面でのマネジメントと考えるだけではなく、職場のメンタルヘルスは上司・部下・同僚のコミュニケーションで予防できます。そして何かあったら早い段階で気づいて対処できると思います。企業の組織力・人事力を強めるコミュニケーションスキルの向上にも繋がることが再認識できました。予防だけでなく“心元気”というプラス面を考えると、チームワークを強化したり、チームエンパワーメントを高めたりと、副次的な効果が得られると思います。
ストレスマネジメントの研修があるといえば、「うつ病の対策か」と少々構えがちになるのが普通ですが、この研修は受講の申し込みが殺到し先着順で受講者を選定しなければならないほど人気がある研修になりました。講師の臨床心理士としての豊富な経験と専門知識も高く評価できます。
 
 
Q.受講者の反響はどうですか?
 
研修を受講したある機長がこんな話をしてくれました。
「コックピットの中で副操縦士とたった2人の組織であるものの、ときには400名ものお客さまの命を預かる大切な仕事なので、お客さまとの心の通い合いは機長としてとても大切なことであるのはわかっていました。コミュニケーションの大切さを改めて痛感しました」
その他の受講者からは、
「心の健康が職場にとっていかに大切かがわかった」
「部下のサインを見逃さないようにしたい、嫌な上司になりたくない」
「うつ病に対しもっと理解を深め、家族、会社で関わっていきたい」「時代にマッチした企画に感謝したい」など、前向きな反響をいただいています。
 
 
Q.今後の方向性は?
 
これから職場のメンタルヘルスを促進するうえで、次の3つのポイントを注意していきたいと思います。
一つは、「知識として、管理職や人事の担当者は、正しくその意味を認識しておかないといけない」
二つ目に「広義の意味でのメンタルヘルスを促進することは、会社の組織力強化の面でプラスになるとの認識を持つ」そして最後に「自分自身もいつその状況になるかわからない。メンタルへルスマネジメントは部下をコントロールすることのみではなくて、自分自身をきちっとセルフコントロールすることでもあると認識する」ということです。
 
本日はありがとうございました。
 
※『PHP ASSIST VOL.2』より抜粋編集したものです。
※肩書きは取材当時のものです。

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