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太平電業様~現場のリーダーに「気づきのチャンス」を与える

太平電業様~現場のリーダーに「気づきのチャンス」を与える

(2007年5月 8日更新)

 
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太平電業株式会社では、管理者やリーダーを対象に、3年前よりリーダーシップやコーチングの研修をご導入いただいています。その背景や手応えについて、同社執行役員・板坂利昭さんにお話を伺いました。

 

Q.「PHPゼミナールl講師派遣セミナー」導入の経緯からお聞かせください。

 
これまで、新入社員研修などの階層別教育や技能教育(訓練センターで実施)は社内で行なってきました。当社は本年3月に60周年という節目を迎えましたが、これからも安全と品質を両輪に事業を力強く展開していかなければなりません。そのためには特に人材を経営資源の一つととらえ、さらにその質的向上を図る必要があります。
 
経営トップの指示もあって、特に現場を預かる管理者・リーダーには、自らの職責の重さを自覚し、正しい仕事観を醸成してもらうために、外部の教育機関に研修をお願いしようと考えました。そこで以前よりお付き合いのあったPHPさんにお願いすることにしました。
 
 
Q.研修に期待されたことは何でしょうか?
 
社員教育の目的は教育を受けた社員がいかに現場で学んだことを活かすかです。日常の仕事の中で何か問題が発生し困難に直面したとき、「以前研修のときにこのように考え、対処することが大事だと学んだよな」と思いつくことがある、そんな“気づきのチャンスを
与える”ことが研修の最大の効果なのだと思います。
 
研修は全く新しい事柄を学ぶということではなく、日頃から実践していることや考えていることを、改めてまとめ直し体系化することです。だから仮に受講しなくても表面的な変化はありませんが、“茹でガエル”のたとえのごとく、ゆっくりとした変化の中で知らず知らずに回りの環境が変わっていくことに気づかずに時が過ぎてしまい、気づいたときには手遅れになっているということがあると思います。
 
特に現場を預かる管理者・リーダーは自らを常に成長させていくという気持ちが大切ですから、研修という通常業務から切り離した場所で、仕事はどうあるべきかという原理原則を学びながら、同時に積み上げてきた自らの仕事観とを対比させ、自己向上ポイントを明確にする。こうした思考のトレーニングが受講者一人ひとりのレベルアップにつながると考えました。
 
Q.手応えはいかがですか?
 
受講後のアンケートを見ると、例えば「研修の資料や特にビデオ教材が豊富でわかりやすかった」「ただ聞くだけでなく、グループで集まりテーマについて討議し回答を出すというスタイルは新鮮で理解が深まった」など、その評判は概ねいいようです。また、「リーダーは人間としても成長しないといけない。
部下と共に成長していきたい」「リーダーとしての役割は重要で、より一層能力・人間的魅力を身につけなければと思った」というように、自らを成長させていこうという、リーダーとしての自覚も出てきているようです。
 
 
Q.今後の課題としては?
 
社員の多くは現場に配属され、その現場の仕事の中で成長していくほかはありません。そう考えると、やはりOJTの大切さを痛感します。例えば、仕事がうまくいかない部下に対しては、上司がうまくいかない理由を部下に理解させて、どうしたらいいのかを部下本人から引き出せればOJTは機能するでしょう。自分で納得して「なるほどそうだ!」と思わないと、なかなか実行に移せませんからね。部下に課題を与えながらクリアさせて、能力が向上していけるようなOJTが現場で着実に浸透していくためのしくみづくりを今考えているところです。
 
 
Q.ますます現場リーダーの成長が必要になってきますね。
 
--リーダーは高い技能・技術を持っていることが大前提としてありますが、一方で世の中の流れがわかり、会社の方針が理解できて自分の職場で具現化しようと努力し、また一方的に喋らずに、時には周囲の声に耳を傾け、メンバーの意見を吸い上げることができるようなリーダーシップも必要だと思います。
研修の目的はこうしたリーダーが一人でも多く育つように、気づきのチャンスを与えることにほかなりません。それがOJTをしっかりと現場で機能させ、組織を強くしていくことにつながると思っています。
 
 
本日はありがとうございました。
 
※肩書きは取材当時のものです。

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