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トッパングラフィック様~選抜研修で次世代リーダーの育成を図る

トッパングラフィック様~選抜研修で次世代リーダーの育成を図る

(2007年4月30日更新)

 
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株式会社トッパングラフィックでは、製造現場のリーダーを育成するために選抜研修をご導入いただいています。研修にかける経営者の思い、背景や現在の手応えについて、同社専務取締役・続橋照夫さんにお話を伺いました。

 

Q.「PHPゼミナール講師派遣セミナー」導入の経緯をお聞きかせください。

 
当社は1991年にトッパングループ各社から人材の支援を受けて設立された新しい会社です。そのため年齢構成は大きな塊が二つあるという極めて特殊な形になっています。設立当初の社員は大半が働き盛りの40代以上が中心で、翌年に独自採用した125名の新入社員とは20歳以上もの年齢差があり、その後もこの20年間の差は殆んど埋まることなくそのまま推移しているのです。そして最初の塊の社員が定年退職を迎えようとしています。印刷という特殊技術は経験が大事で、簡単に伝承できるものではありません。従って
最初の塊の人たちが在職中にその技術を次世代にしっかり引き継ぐと同時に、若い人たちに一日も早くリーダーとして育ってもらわなければ会社として大変なことになる。これはまさに経営の危機だと思いました。
 
また、選抜型にした理由としては、一律に一般教育を実施するのでは、到底20年のブランクは埋められないと思い、成長のスピードを上げるためには徹底した教育が必要であると考えました。もちろん選ばれなかった人への配慮も要りますが、冒険とも言える同じ人を対象とした2年間の研修は、それだけ経営サイドの強い意志と受けとめて欲しかったからです。
 
 
Q.研修に期待されたことは何でしょうか?
 
問題を問題としてとらえる眼をしっかり持ってほしいということです。まず問題発見力を醸成したいというのが第一です。当たり前のことですが、機械の正常な状態がちゃんと理解できてないと、問題が起こっているかどうかもわかりません。また、仮に問題として認識していたとしても解決方法がわからない、手法を持ち合わせていないということです。解析の手法を使って問題を解決するスキルを身につける。こうした基本的な作業改善のための技術をまず身につけてもらうことに期待しました。
 
 
Q.手応えはいかがですか?
 
まだ研修期間中ですが、手応えは十分感じています。先日、受講者による中間発表会がありました。これまで研修で学んだ問題解決の技法を用いて、実際に職場の問題を自らが自発的に抽出して解決に取り組んだもので、全部で68テーマの発表を丸二日間朝から
晩まで聞きました。優秀な発表には賞品を準備していましたが、最初の一日目でなくなり、二日目のために追加したくらいです。発表のための資料づくりなど、準備は大変だったようですが、それだけに内容は濃いものばかりでとても感動しました。
 
これまで、自分で問題を発見して自分で解決するために対策を考え実行するというような経験はしたことがないですから、この貴重な体験が成長につながることは間違いないと思いました。また、選抜されたということが、いい意味の刺激となり、真剣に取り組む姿勢に現れたと思います。かれらが20年のブランクを埋めてくれる可能性を強く感じました。
 
 
Q.研修を提供しているわが社の責任も重大ですね。
 
人材育成と並ぶ当社の大きな課題として、TPM(社団法人日本プラントメンテナンス協会によって提唱された活動。Total Productive Maintenance「全員参加の生産保全」の略称)があります。設立とともに導入した設備もそろそろ20年くらいの時を経て再構築の時期にきています。現在は2003年に受賞したTPM賞のレベルを保ちつつ、優秀継続賞受賞に向けて取り組んでいますが、このように当社は人材・設備の両面で正念場を迎えているのです。PHPさんには人材面でのご協力をこれからもお願いしたいと思います。
 
 
Q.受講者や職場の雰囲気はいかがでしょうか?
 
受講者が研修に臨む姿勢や、それを支える上司や職場の雰囲気は良くなっていると思います。印刷業界全体は減収という逆風の中で、当社がきちっと利益を出しているのは、現場の努力があってこそであり、お互い危機感を共有できているからではないでしょうか。
当社は現場部長が人材育成部会という組織をつくり、人材育成やTPMに取り組んでいます。こうした会社全体での教育へのかかわりが選抜研修との相乗効果を生み出し、組織を強くしてくれるだろうと期待しています。あと5年辛抱すれば、若い層の社員が成長して、力のあるたくましい会社になっていくだろうと楽しみです。
 
 
本日はありがとうございました。
 
※肩書きは取材当時のものです。

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