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キリンビール様~現場を元気にするコミュニケーションをめざして

キリンビール様~現場を元気にするコミュニケーションをめざして

(2007年8月 1日更新)

 
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キリンビール株式会社では、コーチングの公開セミナーへ社員の派遣をしていただいています。『PHPビジネスコーチ養成講座』の卒業生で、自らもプロのコーチであり、営業研修の担当者でもある国内酒類カンパニー営業本部 営業開発部主査・山下勉さんにお話を伺いました。
 
 
Q.導入の経緯をお聞きかせください。
 
『PHPビジネスコーチ養成講座』を個人的に受講したのがきっかけです。関連会社の責任者をしていた時に、メンバーとの関係を良くしたいとの思いから、コーチングを体系的に学びました。その後、本社でセールスプロモーションの仕事をする傍ら、コーチングの勉強を継続しているうちに、これまでの学びを所属部内で広めていきたいと思うようになり、職務時間外でコーチング自主勉強会をし始めました。そこに当時の営業部長が参加してくれて、コーチングの良さを実感してもらったことが、営業研修の担当者になったことにつながったと思います。
 
当社は、2001年に国内ビール販売首位の座を他社に明け渡してから、より一層お客様を主体とした事業活動に注力しており、そのためには、営業現場の活性化が急務とされていました。そこで、現場の声を上層部に伝え、上位の方針を自分の言葉で現場に伝えられ
るリーダー(ミドル)のコミュニケーション力の強化が課題とされていたのです。
 
Q.ご自身がプロのコーチであることで仕事に影響がありましたか?
 
公開セミナーに社員を派遣して、コーチングの同志を増やしていきつつ、社内でもコーチング研修を導入しました。私自身がコーチということもありPHPさんのアドバイスをいただきながら、私がプログラムをつくりました。教材などのツールについても、自社の事例などリアリティのある実践的なものを自分でつくっています。また講師についてはコーチ養成講座の同期生にお願いしています。07年の1月から4月まで、26回開催という短期集中で質の高い研修ができたのは、コーチ養成講座での学びや同期生というフランクな関係の中で、コーチングそのものの理解とスキルなどの内容面での共通認識、またプログラムや教材への忌憚のないフィードバックがあったからだと思います。
 
私はコーチ養成講座を受講して、それまで握りしめていたいくつかの観念を手放して、新しいものをインプットし直すことにより、大きく人生観が変わるという貴重な体験をしました。今考えると私自身がキャリアのトランジッション(転換期)を迎えていたのだと思います。PHPのビジネスコーチングは人間観に根ざしたものであり、キリンで働く仲間たちにもそうし
た“自分と対峙できる場”を提供できるのではないかという思いがありました。
 
 
Q.手応えはいかがですか?
 
実際の研修の効果はこれからですが、十分期待できると思います。宿題として、受講を終えた人には、現場でコーチングを使った感想を、「実践レポート」として提出をお願いしています。
 
項目ごとにいくつかご紹介いたしますと、うまくいったことでは「本人の本質的な不満がある程度引き出すことができた」。うまくいかなかったことでは「冷静さをある程度保てたが、一時的に感情的になった」。
 
全体についての自己評価では「行動に反省を促そうとして、傾聴を心掛けた結果、メンタル面で病んでいることに気づくことができた。本人の不適切な行動と、気持ちを切り離して考えようとしたことが効を奏した」など、スキルを使おうとする意識や実際に使った手応えを見て取ることができ、研修の成果が着実に現れていることを示しています。
 
共有したい事例は匿名にして「キリンコーチング通信」として全員に紹介していますが、必ずそれに対する何人かの反応があります。また、事例共有だけでなくスキルをリマインドするような情報も、「キリンコーチング通信」の中で全員に発信しています。このように継続してコーチングを実践できるような支援の仕掛けはとても重要なことだと思いますね。
 
 
Q.今後の展開についてはいかがですか?
 
コーチングの領域でいうならば、チームマネジメントに焦点を当てたものを考えています。チームのパフォーマンスを上げていくためにはこれまでの1対1のコミュニケーションから、1対多のコミュニケーションに一歩進めていくことが必要だと思うからです。PHPさんで企画される「チームコーチング」に期待をしています。
 
 
Q.最後に研修のお仕事にかける思いについて教えてください。
 
これまでの経験を踏まえ、今の仕事での自分のミッションを考えたとき、概念的な表現ではありますが、会社のビジョンと自分を照らし合わせ、自分のビジョンを自分で語れる人を当社のなかで多く生み出すことに貢献していきたいなと考えています。そうすることが、キリンで仕事をしながら充実した人生が送れる社員を増やすことになり、結果としてお客様の信頼をいただくことにつながっていくはずだと信じています。
 
 
本日はありがとうございました。
 
※企業名、ご部署・お役職は、取材当時のものです。

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