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より多様な相手とのコミュニケーションのために【コラム】~平野順子

より多様な相手とのコミュニケーションのために【コラム】~平野順子

(2015年4月 1日更新)

 
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「論理的」「ロジカル」という言葉を聞いて、皆さんはどのような印象を持たれるでしょうか?
 
もしかしたら、「難しそう」「大変そう」「よくわからない」というネガティブな印象を持たれる方が多いのかもしれません。
 
私が実施している研修プログラムの中に「ロジカル・シンキング」や「ロジカル・プレゼンテーション」という内容があります。近年では、その必要性を感じて、学ぼう、身につけようとされる方が多くなっているように感じます。
 
私は、研修講師としては少し異質な経歴かもしれませんが、前職では医学系の研究の仕事をしていました。昨年、やや世間を騒がせていた分野ですね……。研究活動というのは、ただ実験をしていればいいというものではなく、研究結果を論文(多くは英語)にまとめて世の中に公表しなければその成果は認められません。研究論文には、研究を行った背景や目的、その方法、得られた結果、そしてその結果から何が言えるのかということを筋道立てて記述します。ほぼ言語のみで、しかも全世界の人に理解してもらえるように表現をする必要があるので、必然的に論理性が求められるということになります。私の場合、その前職の経験も活かしながら、「ロジカル」に関する研修プログラムも行なっているわけです。
 
日本は、他の国に比べて歴史的、地理的背景から考え方や価値観が近い人の集まりといえます。そうすると、お互いにさほど多くを語らなくてもわかり合える部分が多く、コミュニケーションが少なくなりがちです。「言わなくてもわかるでしょう」「そんなの当たり前でしょう」ということで省略されてしまうわけですね。逆に、例えば宗教や文化などが大きく異なり、より多様な考え方、価値観の人が集まっていれば、生活するにも仕事をするにも、自分の当たり前が他者の当たり前ではありません。したがって、相手が理解できるようによりロジカルに、そしてたくさんのコミュニケーションを取らざるを得ないということになります。
 
近年の日本でも社会が多様化し、グローバル化も進んでいます。これまで当たり前だと思っていたことが当たり前ではなく、自分の思いや考えを相手がわかるように伝える必要性が高まってきているといえます。
 
良質なコミュニケーションのために必要な要素はたくさんありますが、より多様な相手とのコミュニケーションのために、「ロジカル」が一つの鍵になるのかもしれませんね。
 
 
 
平野順子(ひらの・じゅんこ)
 
1999年より、岩手医科大学医学部生理学第二講座助手として、基礎医学の研究と医学部の学生教育に従事する。2005年、パーソナルコーチ・研修講師として独立。現在、さまざまな分野のビジネスマンに対してコーチングを行なうとともに、コーチングを中心にしたコミュニケーションやビジネス関連スキルのセミナー講師として活動中。研究活動の経験を活かし、論理的な研修を目指すとともに、コーチングマインドを持って、受講者の自ら学ぶ可能性を信じ、参加型・体験型の研修形式をモットーとしている。
PHPビジネスコーチ(上級)、(財)生涯学習開発財団認定コーチ。
 
 
 
 
 
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