階層別教育のご提案

公開セミナー・講師派遣

通信教育・オンライン

DVD・テキスト他

戦略経営が機能しない理由

2015年6月23日更新

戦略経営が機能しない理由

私の得意とする研修に、「受容度と成長度の人財育成」、「戦略構築と業績向上」、「リーダーシップと人間科学」があります。

今日は、「戦略構築と業績向上」に関しての話をしたいと思います。管理職に課せられたミッションは、「企業資産の増大化」です。この企業資産の中には、ヒト、モノ、カネ、コア・コンピテンシー、コンテンツ、ブランド力、コキャクなどが含まれます。管理者は、いかなる環境下においても、企業資産の継続的な上方成長目標を達成していくことが求められます。

しかし、現実を見ると、大きくその数値を落としてしまう組織も存在します。
「それはなぜか」
継続して、その企業の研修を担当することで、その要因が判明します。

例えば、「コンピテンシーチェックシート」、「リーダー指標チェックシート」です。この調査は、質問紙表によって実施し、本人の主観的得点を記述しています。場合によっては、「こう有りたい」、「こうだろう」といった希望的観測が含まれるため、真実の姿との誤差が生じる場合があります。そのため、他者との比較ができない傾向にあるといえます。しかしながら、各自「苦手領域」は低く設定し、「強み領域」は高く設定するため、総合平均で比較することで、各項目の傾向値は明確になり、その組織の弱みポイントが判明します。

「情報を制する者がビジネスを制する」と言いながら、その情報を「収集できていない」、もしくは「うまく活用できていない」チームがあるとしたら、そのチームの経済活動は硬直するでしょう。何かコトが起きたときに、初めて思索し、対策を講じ実行しても、時すでに遅し。後手に回り利益回収はできません。

「戦略経営」とは、ビジョンの明確化、戦略の策定、戦略実現のための目標を決め、確実な視点で経営を俯瞰したSWOT分析を行い、重要成功要因の設定をしてアクションプランを立てること。「ここまでは、当然、実施している」という方々も多いと思います。

しかし、実は、これが機能していない企業が多いのです。機能していない要因は、大きく次の5つです。

(1)問題をつくっている要因の、因果・相関に気づいていない。
(2)重要成功要因が不明確。
(3)業績評価指標がない。
(4)アクションプランが具体的なモノでない、時系列になっていない。
(5)問題解決に対しての革新的なアイデアがなく、従来通りである。

「やっているつもり」になっているかもしれませんが、実はできていないものです。このような要因を一つ一つなくしていくための「戦略研修」を実施し、業績に貢献していくことが私のやりがいとなっています。

[講師プロフィール]

円城寺美希(えんじょうじ・みき)

全日本空輸(株)客室乗務員・シンガポール航空VIP担当要員勤務を経て、駿河台外語専門学校で「スチュワーデス受験コース」講師として始動し、テレビ番組レギュラー・司会・レポーター・ナレーターとして活動する。1994年、(有)アートプロモーション設立と共に、代表取締役に就任。以後、「接遇研修」「コミュニケーション研修」「アナウンサー養成講座」「ブライダルプロデューサー科」などの講師として活動する。現在は企業・自治体・教育現場において「コーチング」「コミュニケーション」「リーダーシップ」「営業力強化」「クレーム対応」などの研修を担当する。PHPビジネスコーチ(上級)、米国NLP協会認定 NLPマスタープラクティショナー、日本メンタルヘルス協会認定 心理カウンセラー、HRD認定 Discトレーナー。

新着記事企業は人なり~PHPの人づくり・組織づくり

  • 公開セミナー
  • 講師派遣・研修コンサルティング
  • 通信教育
  • eラーニング
  • DVDビデオ教材

×