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「ライフ・ワーク ハピネス」をめざして【コラム】~旗持玲子

「ライフ・ワーク ハピネス」をめざして【コラム】~旗持玲子

(2015年11月24日更新)

 
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私は日頃「人財育成を通じて世界中を笑顔にしたい!」というビジョンを持って仕事をさせて頂いておりますが、研修でお会いする皆さまや時に私自身も、仕事に追われている感を感じることが時にございます。
 

充実した仕事と、心豊かなプライベート

仕事に追われている、という少しネガティブな心境の生活でなく、仕事も充実し、心豊かなプライベートな時間も持てる、それが多くの人の望むところでしょう。「ライフ・ワークバランス」と言われますが、私は単に時間的比重のバランスをとるというより、仕事も人生も、幸せ、成功、充実感を手に入れる「ライフ・ワークハピネス」をめざして頂きたいと思います。
それは少し、仕事に対する考え方を変え、使命感を持つことや、時間の使い方を工夫すること、家族、職場、周囲の人との関係づくりを工夫することでも実現するように思います。家庭で過ごす時間自体はあまり変わらなくても、仕事にやりがい、使命感を見出し、家庭での時間の過ごし方、時間の質、関係の質が高まったら、短い時間でも、心豊かな生活になるのではないでしょうか? 場合によっては、生活・人生を見直すライフデザインにより、その時間のバランスや、仕事の進め方、時間の使い方を変えることも必要かもしれません。
そのライフデザインや、身近なかたとの関係の見直しにより、従業員がよりイキイキと意欲的に仕事に向かうことができる!と考えれば、「ライフデザイン」や「人間力向上」といった研修は、充分魅力的な企業研修のテーマだと思います。
 

物心ともに豊かな日本をつくる

アメリカでは今、ネームバリューのある大きな企業よりも、社会的な課題に取り組み、社会に貢献している企業が、若者から絶大な支持を得ているそうです。つまり貧困の連鎖や負の連鎖という社会的な問題に取り組んだり、従業員の子育てや介護問題などにも積極的に取り組み、支援をする企業に人が集まるという ことです。
少子高齢化の進む日本では、近い将来、お客様の囲い込みよりも、従業員の確保、労働力の確保に悩む日がやってくると言われます。だからこそダイバーシティ、女性・高齢者・人種・経験を問わず、その個性・個力を活かし、変革を進める、多様性を受け入れたイノベーション(変革)も必要ですし、今いる従業員の育成、フォローが欠かせないと考えます。
既存のやり方、仕組み、考え方を手放し、新しい考え方、仕組みをつくり出すこと、そして今こそ、ライフデザインの見直しや、身近なかたとの関係づくりが、物心ともに豊かな日本をつくるには欠かせないではないでしょうか? そのための機会を企業が作ってくださるとしたら、従業員への福利厚生でもありますが、それは立派な社会貢献だと思います。
 

社会に貢献している企業に支持が集まる時代

皆さまご存じですか? 日本では、40秒に1組のカップルが結婚をし、2分に1組のカップルが離婚しているそうです。実に結婚をしたカップルの3分の1は別れているのが現状。それはシングル世帯の増加を招き、低収入で生活の質が保てない。親の年収の差で教育レベルにも差が生まれ、子どもの学歴、収入にも大きな差が生まれる、貧困の連鎖、負の連鎖を生んでいます。結婚、離婚は個人のこと……と思われるかもしれませんが、そこには、仕事と家庭という問題も少なからず関係しています。
また逆に、職場のコミュニケーションや指導育成に関する教育を従業員にしてくださることが、互いの価値観を尊重し、家庭や夫婦の対話を円滑にし、子育てにおけるコミュニケーションを充実させ、家族の絆を深めることにも効果があると信じます。
先日ある銀行さんでは、育児休暇はもちろんですが、育孫(いくまご)休暇9日間があると伺い感動しました。子育ては、仕事を持っている若い夫婦だけではとてもできない、と私自身痛感しています。周囲の理解と協力が必要です。また、夫も妻も、一人っ子ということが多い現在では、夫婦二人で4人の親の介護をするということが多くなりますし、一生独身を選ぶ方も少なくないので、一人で両親の介護、ということもあります。その場合、かつてのように女性だけが介護のために退職、休職では間に合わず、男性も介護休暇がどうしても必要になってくるでしょう。
そのような社会の問題、従業員の家庭の問題にも取り組める企業であるためには、それなりの収益ももちろん必要です。より価値のある、社会に貢献できる企業であるためにも、人を育て、制度を充実させ、そしてそれらの活動を継続するためにも、収益も必要となる。でも、それら貢献活動に力を入れる企業に、自ずと人と信頼と収益が集まるのではないかと私は思います。
 
 
 

 
 
【PHPゼミナール講師紹介】
旗持玲子(はたもち・れいこ)
製紙会社、コンサルティング会社の勤務を経て、研修会社を起業。「感謝・誠実・利他」を理念とし、「人財育成を通じて世の中から争いをなくしたい!」をビジョンに精力的に活動中。人間力強化、成功心理学、リーダーシップ向上、女性リーダー育成などを得意分野とする。個人と組織の課題に即した具体的な研修を提供し、真の意識変容・行動変容をサポートする研修が多くの支持を受ける。

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