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芽吹きから若木へ【コラム】~山田尚子

芽吹きから若木へ【コラム】~山田尚子

(2011年4月25日更新)

 
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毎年春には多くの企業で新人研修が行われますが、中でも私が楽しみにしている研修があります。某銀行様が主催で、お取引先企業にご案内を出して行われる合同新人研修会です。今年も各企業から1~2名、計36名ほどが1グループとなり2日間の研修が開催されました。 

新人たちの行動は真面目そのもので、朝は開始の1時間以上前から集まり始めます。でも……、みんな自席で姿勢を正して座っているだけ。緊張しているのでしょう、周りのメンバーに「おはようございます」と挨拶したら、その後コミュニケーションはナシ。

 

硬い時間が流れます。ちょうど芽吹く前の裸木が風にそよぐこともなく立っている林のようです。

 

2日間の研修は、自己紹介に始まりグループディスカッション、ビジネスマナーの講義・演習、そしてグループで行うゲーム形式のワークと進んでいきますが、進むにつれて会場内に声・言葉が増え、表情が出てきて体が動き、コミュニケーションの輪が幾重にも広がっていくのが見てとれます。

 

研修時間だけでなく、2日目の昼食時間などにメールアドレスの交換をしている様子、絶えない笑顔と笑い声。そして、研修終了時には別れを惜しみ、多くのメンバーと挨拶を交わしあっている新人たち。

 

裸の枝々から一斉に芽が出た瞬間と言っていい2日間でしょう。

 

それから半年後。

 

この新人たちの多くは秋に開かれるフォローアップ研修に再び参加します。彼らはスーツ姿も板につき、朝やってきたときから笑顔です。もう硬直して座っている姿はありません。積極的に挨拶を交わし近況報告をし、中には自社の宣伝・営業活動も。私も「先生、次に名刺を作るときは弊社で」とか「どなたか家やマンションを探している方はいらっしゃいませんか」と声をかけられます。

 

彼らは立派に葉を繁らせ、その葉同士が連動してダイナミックな動きを見せます。

 

毎年私は、この半年間の人の変化・成長に感動します。それぞれが持っている可能性・パワーの大きさ。そしてこの若木達の世話をし育てていらっしゃるであろう先輩・上司の皆様のご尽力にも頭の下がる思いです。

 

あなたの周りにも、若木達はいませんか? 毎日近くにいると気付きにくいかもしれませんが、彼らはぐんぐん成長しています。その成長を楽しみながら、私たちもまた立ち止まることなく成長してゆきたいと願っています。 

 


 

山田 尚子

やまだ ひさこ
1996年、ドコモサービス北海道入社。コールセンターでチーフインストラクターとしてオペレーターの育成・応対品質の向上にあたる。電話応対コンクール全国大会での優勝者・入賞者を多数輩出。
2006年、同社退職。研修講師として独立し、Office YAMADA を開設、現在にいたる。
現在、PHPゼミナール講師。PHPビジネスコーチ(上級)、米国NLP協会認定 NLPトレーナー、日本話しことば協会認定講師。
 

 

 

 


 

 


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