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学生と社会人の違い~内定者に伝えたい5つのこと

学生と社会人の違い~内定者に伝えたい5つのこと

(2014年9月29日更新)

 
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今回は、いつの時代でも変わらないであろう、「学生と社会人の違い」と題し、内定者に伝えておきたい5つのことについて書いてみました。

この5つの項目を内定者の心の内に訴えかけ、理解・納得させることができれば社会人としてのスタートも順調にきれるのではないかと考えます。内定者教育プログラム作成の参考になれば幸いです。

 

学生の特権

自由な自分と十分な時間があった。気の合う仲間がいて、いつも一緒で楽しかった。

学生時代は気の合う仲間だけと付き合っていればよかった。好きな人とすきなだけ、だれにも文句も言われずに過ごせた。それが普通だった。嫌なこと、気の進まないことはあえてしなくてもよかったし、何か失態をしても、その責任は自分の身に降りかかってくるだけであった。

また、サークル活動などでは、自分の失敗がチーム全体に迷惑をかけ、自分だけでなくチーム全体に影響を与えることもあっただろう。しかし、これも「チーム」という、あくまでも仲間うちだけにおける責任といえる。学生時代はいわばヨコの人間関係が生活の基盤であって、それを大切にしてきた。言い換えれば、ヨコの人間関係だけでも生活していくには何の不自由もなかった。そして、少し常識から外れたこと、やむちゃなことをしても学生だからと許されることも多かった。

 

社会人になるとは

しかし、社会に入ると、自分の行動は自分が責任をとることになる。それを自覚している人がどれだけいるだろうか。社会、会社というところは世代や年齢、性格が異なるさまざまな人間が集まっている集団である。

社会の一員になると、学生時代とは違い、上司・先輩・お客さま・取引先など自分の「苦手だなあ」と思う相手でも、自分からコミュニケーションを取らなければならない。自分が苦手だから、嫌いなタイプの人だからといって、その人を避けることはできない。そんな自分勝手なことをしていたら仕事は進まないし、だれにも相手にされず、そのうち自らその場を去ることになるだろう。なぜなら、仕事というものは組織で進め、成果を出していくからである。

つまり、会社というところは上司・部下というタテの関係とチームというヨコの関係がうまく機能し合って仕事が進むのである。そこには、決められたルール・マナーというものが存在する。それを守ることが社会人の第一歩としての最低限の条件である。

 

新入社員でも会社の代表者

たとえ新人でも会社の一員となれば、一歩外を出ればその会社の代表者としてみられる。自分の言動が会社のイメージ・信頼に直結しているということを十分に肝に銘じなければならない。つまり「自分一人くらいなら」という軽はずみな言動は決して許されないのである。たとえば、これが会社の慣例だからと先輩が言っても、自分では「おかしいなぁ」と思えば、勇気を持って先輩に問い正してほしい。なぜならそれは、企業あるいは社員による不祥事が会社の存亡に関わる大きな問題になり得るからだ。今日までも、メディアを賑わしてきた多くの企業がその実例を示している。

 

何のために働くのか?

このテーマは人それぞれの考え方がある。「お金のため」それも立派な理由の一つである。なぜなら、お金がないと自立した社会人として生活をしていけない。また、趣味やお洒落、自分を磨く勉強もできない。

「人生の生きがい」それもすばらしいことである。自分のめざしていた仕事をして、毎日、充実した日々を送ることができれば、とてもすてきなことである。しかし、現実は、思うほどうまくいかないのが実情だ。好きな仕事に就いても、実際の実務になると想像とはまったく違っていたり、突然、異動になったりと、仕事内容がまったく変わってしまうこともある。

まずは、目の前の自分の仕事に前向きに取り組み、そこに仕事の喜び・やりがいを見つけ出し、今の仕事を好きになることが大切である。

 

マナーとモラルを考える

マナーとは人と人との関係を円滑にする潤滑油だと言える。前述したように、世の中はさまざまな考えや性格、能力を持った人たちの集まりである。マナーとは、「こうしたほうがよい」といったことをみんなが認め合ってできた暗黙のルールで、実は人の心の動きが基本になってできたものである。なぜなら人間関係とは、心と心のやりとりだからである。

では、モラルとは何か。それは、たとえ法律などで決められていなくても人それぞれ自分の心で「これだけは守り抜くのだ」という信条、哲学といったものである。もっと言えば「あなたの人格」である。あなたの人格はあなた自身のモラルにより形成されているといえる。

 

 

付け加えて言うならば、前回ご紹介した「『ゆとり教育世代』の受け入れ準備」をもう一度振り返っていただき、内定者だけではなく、受け入れる会社側も十分に準備することが不可欠な時代であることも十分に理解しておく必要があるのではないでしょうか。

PHP研究所 企画制作部部長 平井克俊

 

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