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OJTは上司の仕事そのもの

OJTは上司の仕事そのもの

(2012年10月 9日更新)

 
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部下の指導育成に欠かせないOJTは、上司の仕事そのものです。本ページでは、PHP通信ゼミナール『OJTの基本と実践コース』(内田政志・監修)のテキストから上司に必要な能力について考えてまいります。 

 

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目の前の目標・課題を達成することしか考えていない上司をよく見かけます。みなさんは「それのどこがいけないの?」と疑問に思うかもしれませんが、「部下を育てる」という意気込みが感じられないのが問題です。そうした上司は、中長期的に継続して成果を上げていくことはできません。なぜなら部下が育たないからです。それでは、上司にはどのような能力が求められるのでしょうか。

 

上司たるもの、いつも「部門の目標・課題の達成」と「部下の育成」という2つの視点をもって仕事に取り組まねばなりません。もちろん係長や主任であれば、管理だけでなくプレイング・マネージャーとしての役割を果たすことも求められています。

 

 

■上司に必要な3つの能力

 

下の図は、R・カッツ氏が提唱した「カッツ・モデル」といわれるものです。ひと口に上司といっても階層があり、それぞれ求められている要件が違うことを表しています。

 

k_model.jpg

 

「カッツ・モデル」ではリーダーを、ロワー・マネジメント(係長・主任)、ミドル・マネジメント(部・課長〉、トップ・マネジメント(経営幹部)の3つに分類しています。本コースの受講生のみなさんはロワー・マネジメント(一部、ミドル・マネジメントを含む)ですが、期待されているスキルは“テクニカル・スキル”と“ヒューマン・スキル”が中心であり、“コンセプチュアル・スキル”はまだそれほど期待されていないことがわかります。

 

下の図は、3つのスキルの具体的な内容を示しています。“テクニカル・スキル”とは業務に関する基礎知識や販売テクニックなどであり、みなさんの部下たちにも求められている能力です。それに対して、上司ならではというのが“ヒューマン・スキル”です。「人間に対する理解」「リーダーシップ」「OJT」「公正な評価」「コミュニケーション」といった能力があげられていますが、まさしく本コースの主題となるものばかりです。

 

skill3.jpg

内田政志  うちだ・まさし

1952年、福岡県生まれ。75年、早稲田大学政経学部卒。ビジネスマン教育誌『自己啓発』(日本HR協会)の編集者を経て、86年、社員教育の専門家として独立。現在、ウチダ・ビジネス教育研究所を主宰し、各地の企業・官公庁などで社員・職員の指導にあたっている。

〔著書〕

『部下を育てるOJTの本』『実践OJTハンドブック』(以上、PHP研究所)、『気になる部下・指導法90』(日本経営協会総合研究所)、『こんな管理者が会社と部下をダメにする』(日本能率協会マネジメントセンター)、『若いヤツをきっちり育てあげる本』(明日香出版社)、『20代リーダー成功の法則』『入門・会議の技術』(以上、大和出版)など多数。

 


 

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