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法令の理解がコンプライアンス実践の第一歩

法令の理解がコンプライアンス実践の第一歩

(2011年8月 1日更新)

 
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「コンプライアンス(compliance)」は「法令遵守」と訳されるように、一般的に「関係法令を守ること」と考えられてきました。しかし、現在では関係法令を守るだけにとどまらず、社内規範の遵守、社会規範の遵守、そして企業理念に適った行動をとること、というように、より広い意味でコンプライアンスの意味がとらえられるようなってきています。 

 

このように従来と比べ広義に解釈されているコンプライアンスですが、そのベースにあるものは関係法令の遵守であることは間違いありません。なぜなら、普段はあまり意識しませんが、私たちの仕事は様々な法令と密接に関係しているからです。

 

労働基準法、男女雇用機会均等法など、どのような職種でも関係のある法令から、食品衛生法、製造物責任法(PL法)、労働者派遣法など、特定の職種では非常に重要視されている法令など、数多くの関係法令が存在します。

 

たとえば、製造現場では、製造方法や使用する原材料の選定方法、作業者の安全確保などが、関係法令に基づいて細かく定められています。そのほかにも、稼動中の工場やトラックの発着時の騒音に対する騒音規正法や、地球環境を守るために定められた循環型社会形成推進基本法などがあります。

 

法令というと難しいものというイメージがありますが、自分たちの作業や業務に関連する部分だけでも理解しておくとよいでしょう。決められたマニュアルの根拠はすべて法令にあります。それを把握しておくことで、作業や業務がなぜこういう手順で決められているのか、こういう方法をとっているのかという意味がわかるようになるはずです。

 

コンプライアンス実践の入り口は、法令を遵守することです。現場で働く一人ひとりが、自分の仕事に対する理解を高めようと意識的に取り組むことで、一人ひとりはもちろん、現場全体のコンプライアンス実践への意識が高まるのではないでしょうか。 

 

PHP研究所 企画制作部 海野翔太 

 


 

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