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「見える化」の目的とその先の取り組み

2011年11月24日更新

「見える化」の目的とその先の取り組み

近年、「見える化」が企業の間で注目されてきています。「可視化」「目で見る管理をしよう」といった言い方をすることもあります。

 

ある企業では、壁一面に、会社の経営状況や

社員の成績はもちろん、社員のボーナスの額や始末書まで、あらゆるものを貼り出しています。各企業は、様々な手法を使って「見える化」を実践しており、ある種ブームのような状態です。

 

しかし、残念ながら「見える化」の目的をしっかりと果たせているという企業はまだまだ少ないようです。つまり、表を作った、パソコンですべてのデータを閲覧できるようにした、といった段階で満足してしまうケースが多いのです。

 

これでは、せっかく時間と労力をかけて「見える化」をした意味がありません。「見える化」の一つの目的は、職場に潜んでいる問題を表面化させ、解決をしていくことにあります。

 

トヨタの現場では、「見える化」をして明らかになった問題を、徹底的に改善しようとします。たとえば、生産現場ではラインを止めてまでして、とことん問題の解決をしようとします。その理由は、問題を解決することで、そのラインは二度と同じ問題を起こさなくなるため、現場力の向上が期待できるからです。そして、もう一つは、人の成長が期待できるという理由です。問題を目の前にして、人はどうすれば解決できるのかと知恵を絞ります。解決するために、さまざまな工夫をします。その活動の積み重ねが、人の成長を促すのです。

 

「見える化」は、単に問題を見えるようにするためだけのものではありません。「見える化」は、問題解決による職場の力の向上と人の成長を促すためのものです。これを「見える化の先の取り組み」といい、これが「見える化」本来の目的なのです。

 

通信教育『「トヨタ式仕事の見える化」実践コース』では、さまざまなケースに分けて、具体的な「見える化」の手法も紹介しています。また、「見える化」の目的や意義、「見える化の先の取り組み」の方法も詳細に解説をしています。

 

日々知恵を出し、日々改善を積み重ねていくことで、素晴らしい職場をつくることができ、素晴らしい知恵を出す力が身につきます。「見える化」はそのための第一歩となるものです。本コースをご受講いただき、「正しい見える化」を学んでいただきたいと願ってやみません。

 

株式会社PHP研究所 企画制作部 海野翔太

 


 

 [通信教育]

トヨタ式の基本はここにあり!

「トヨタ式 仕事の見える化」実践コース

 

「トヨタ式見える化」の考え方と具体的な実践ノウハウを紹介しています。問題を未然に解決する手法だけでなく、積極的に自ら知恵を出すことができる人材育成を目指します。

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