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新入社員に教えたい「プロ社会人の八カ条」

新入社員に教えたい「プロ社会人の八カ条」

(2016年12月 7日更新)

 
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社会人としてスタートする入社内定者や新入社員が「めざす姿」としての一人前像を、「プロ社会人の八カ条」に整理してみました。内定者・新入社員教育のプログラム立案の参考になれば幸いです。

 

【第一条】 仕事第一主義の意味を理解する

勤務時間中は仕事が第一であり、仕事に没頭するという意味。仕事のプロをめざして、惜しまぬ努力を継続していると、仕事からやりがいや面白さが必ず見つかるようになる。「仕事が思うように進まない」、「どうすればよいかわからない」という場合、相談することは大切だが、最後まで自分でやり遂げるという自分に対する厳しさをもつ。

 

【第2条】 良い人間関係をつくる

人間関係を良くすることが職場の目的ではない。ただ、仕事の成果を上げるには、一人ひとりが自分の役割を確実にこなし、その上で助け合うことが必要である。その結果、仕事を通して良い人間関係をつくれる。そのためには、朝・夕のあいさつが入り口となる。また、自分の仕事が終わり、時間があれば周囲の仕事を手伝うという姿勢も大切である。仕事の経験にともない、社内・外の多くの人と知り合う機会も増える。それらは、長い目で見て大きな財産になる。

 

【第3条】 周囲からの信頼を得る

信頼こそ仕事能力の根本である。信頼を得るには、普段の小さな行動の積み上げ以外に方法はない。大切なことは、いかなる約束でもきちんと守ること。面倒なほど小さなことの積み上げと繰り返しがあって初めて得られるもの。面倒になったり、いいかげんな面が出てしまうと、積み重ねた信頼の芽が一気に崩れてしまう。

 

【第4条】 前向きに考え、行動する

人は1日にたいへん多くのネガティブ(否定的)な言葉を口にする。「あぁ、疲れた。もうやりたくない」とか「無理に決まっている。できるわけがないよ」など、自分自身や周囲に対してネガティブな思いを抱いたり、口にすることがある。まったくなくすことは無理だが、「でも、なんとか」というポジティブな方向へ気持ちを切り換える力が「前向きさ」である。苦しいときでも、「でも、やろう」と思い、行動できるかが、成長への分岐点になる。

 

【第5条】 計画的に仕事をする

計画性の大切さはこれまでの経験である程度知っている。ただ、計画を立てることが目的ではないことを理解することが重要である。

計画を立て、確実に実行し、その結果を厳しくチェックするという仕事の習慣を身につける。つまり、計画→実行→経過や結果のチェックは、仕事の重要なサイクルであり、それなしでは仕事のパフォーマンスは上がらない。

 

【第6条】 確実に報告する

「報告で仕事が終わる」ことを徹底する。慣れが手伝って「この程度のことは報告しなくても」と、なりやすいからだ。その結果「ろくに報告もしてこない」となってしまう。自らの報告が組織の階層(先輩・上司・その上の上司と)が取捨選択し、トップにあがっていく。そして経営の意思決定が行われる。その原点が自分の報告であるということを認識する。

 

【第7条】 忍耐と継続の力を養う

忍耐とは、つらさや苦しさに耐えること。しかし、「何のために?」を明確にしないと、忍耐という言葉だけが独り歩きし、心が折れてしまうケースがある。初めから苦労もなく、仕事がスムーズに進むことは、ほとんどない。イヤになるほど繰り返し、初めてできるようになることがたくさんある。そのときの忍耐は、仕事の実力をつけて、成果を上げること、社会人として成長することが目的である。だから誰もが通らなければならないのが忍耐なのだ。

 

【第8条】 問題発見力を養う

仕事に慣れてしまうと、問題があっても意外に気づかない。最初の頃は、指示通りの仕事をしていても、その中で疑問に思ったことがあれば、多少見当はずれであったとしても、言葉で表すことだ。大事なことは疑問に思ったことをそのままにせず、周囲に情報発信する。それが問題発見への意識を高める。

 

 

これら「プロ社会人の八カ条」を、はじめから完璧にできる新入社員はいません。しかし、入社してから周りの先輩・上司に指導を受けるなかで何気なく毎日を過ごすのではなく、組織の一員として目標を高くもって一日一日を大切にしていけるよう、働きかけていきたいものです。

PHP研究所 企画制作部部長 平井克俊

 

新入社員教育・研修

 


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