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新入社員の指導員に指名されたら?

新入社員の指導員に指名されたら?

(2013年2月25日更新)

 
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会社から新入社員の指導員に指名されたとき、どのような心構えで臨めばよいのでしょうか。
 

今回は、PHP通信ゼミナール『新入社員の指導・支援の実践コース』テキストから、指導にあたっての心構えを連載3回でお届けします。

 

*   *   *

 

■まず立派な「社会人として育てる」

このたび会社から、新入社員の指導員に指名されたあなた。さて、新入社員を「指導する」とは、いったい何をすればよいのでしょうか。

あなたと新入社員ば家族でもなければ友人でもなく、会社で初めて出会う仲間です。しかも、出会った瞬間から会社の先輩と後輩という上下関係にあります。そのような関係を前提に考えれば、あなたがまず思い描くのは、職場の上役として「仕事の内容・やり方を教える」ことではないでしょうか。確かにそれは不可欠な指導ですし、あなたもこれまでOJT(On the Job Training)を通じて会社や仕事など多くのことを先輩社員から学んできました。

ここで、指導員として選ばれたあなたに最初に理解していただきたいことがあります。それは、新入社員に「仕事を教える」だけでなく、まずは立派な「社会人として育てる」ことが重要であること。OJTは仕事の知識やスキルを教える方法として非常に有効ですが、新入社員の仕事に対するやる気や積極性を伸ばし、立派な社会人・企業人に育てるには、また別の視点やアプローチが必要になります。つまり、これからあなたが取り組んでいく指導は、従来型の「仕事だけを教えるOJT」だけではないことを理解してください。


■なぜOJTだけではいけないのか

日本社会は、製造・販売を中心に考えた「工業社会」から、戦略やIT(lnformation Technology)が重視される「情報社会」へと移り変わり、さらに今、理念やコンセプトが問われる「創造社会」へ変貌しようとしています。社会と時代が変化していくなかで、人々の仕事や人生に対する価値観は大きく様変わりしており、若い人にはとくにその傾向が顕著に見られます。企業は、これまでと同じようなOJTを行うだけでは新入社員とうまくコミュニケーションがとれないために、育てることが難しくなってきています。

そのような状況に対応するために、企業は新入社員の教育に対する観点を高め、取り組みの幅を広げる必要があります。すなわち、OJTに代表される知識・スキル(=Have)のみならず、新入社員の行動・やる気(=Do)、さらに夢・志(=Be)まで踏み込んだ指導が重要になっているのです。


■これからの時代の新入社員指導とは?

あなたが新入社員を適切に指導していくにあたっては、価値観が多様化した今の社会、心の時代に即した考え方・やり方で取り組んでいくことが大切です。

そこで注目されているのが、「メンタリング」という指導方法です。メンタリングとは、これまでのOJTのような、あなた自身が経験してきた指導、仕事を教える指導だけではフォローできない側面まで意識した、支援型の指導です。

このテキストでの学習を通じて、あなたはメンタリングによる指導・支援の考え方・手法を学んでいくことになります。

 

[監修者プロフィール]

茅切伸明 かやきり・のぶあき
株式会社ヒューマンプロデュース・ジャパン代表取締役。
慶應義塾大学商学部卒業。
株式会社三貴で婦人服部門を担当、ショップ店長として売上を3倍以上に伸ばし、不採算店を次々と再生させる。その後、住友ビジネスコンサルティング株式会社に入社し、約17年間セミナー事業部にてセミナーの企画、運営に携わる。ビジネスセミナーを年間200回以上、企業内研修を50回以上担当し、計6,000回以上のセミナー・研修を企画・運営・聴講してきた。2006年に株式会社ヒューマンプロデュース・ジャパンを設立。企画力と講師人脈を活かし、「輝く講師」「稼ぐ講師」をプロデュースするとともに、セミナー・研修のプロデュース、教育体系の構築、セミナー事業のコンサルティングなどを手がける。講師の育成や社員教育にメンタリングの手法を活用し、新しいプロデュース・スタイルを確立している。

 

大軽俊史 おおかる・としちか
ビジネスディベロップサポート代表。
同志社大学商学部卒業。
マーケティング企画会社での営業・企画を経て、1997年から株式会社日本総研ビジコン、2001年から株式会社日本総合研究所にて、経営コンサルティング活動に従事し、事業戦略・営業戦略構築支援コンサルティングで大きな成果を出す。2008年独立。研修・講演回数は1,300回を超える。ビジョン&事業戦略から組織・人善事戦略など一連のプロセスをワンストップで構築支援する数少ないコンサルタント。経営の最大課題は、人材のモチベーションマネジメントであると考え、自分の使命をパッションクリエーターと定義し、情熱の伝道師として「人を惹きつける情熱を持った人材を養成する」を指導モットーとしている。

 


 

【PHP通信ゼミナール】


「メンタリング」で共に成長する
『新入社員指導・支援の実践コース』

「メンタリング」の考え方に基づいたメンター的指導、対話を中心においた支援の仕方についてわかりやすく解説。新入社員を、自ら考え行動できる「自立型社員」へと育てるための指導・支援の仕方を、豊富なワークに取り組みながら、実践的に学んでいきます。


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