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ゆとり世代の新入社員育成とOJT

ゆとり世代の新入社員育成とOJT

(2014年3月28日更新)

 
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ゆとり世代とよばれる新入社員。彼ら新人の特徴と、早期離職を防ぎ、成長させていくための教育・研修のポイント、上司・先輩が考えておくべきことをご紹介します。

 

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3割が3年で辞める? ゆとり世代の新入社員の特徴

今、新入社員の離職率が問題になっています。厳しい就職活動の末に入社したにもかかわらず、約30%の新入社員が入社3年以内に辞めているのです。その多くが、「上司や同僚との人間関係がうまくいかない」「仕事が思っていた内容と違う」などを理由に挙げています。

一方、上司・先輩は「人間関係がうまくいかないけど、うまくいくようにがんばろう」「仕事は思っていた内容と違うけど、まずは目の前のことを一生懸命やってみよう」と考え、一つひとつの壁を乗り越え成長してきました。そのような上司・先輩からすると、新入社員たちが抱えている悩みが理解しづらいようです。

しかし、理解できないからと新入社員と距離を置いていたら、彼らを育てていくことはできません。上司・先輩には、新入社員を育成する使命があります。その使命をまっとうするためにも、彼らのことを理解しようとする姿勢が大切なのです。

そこでまず、新入社員が育ってきた背景と特徴をみていきましょう。

 

2000年代初頭、「個性を尊重しよう」「落ちこぼれをなくそう」というスローガンのもと、ゆとり教育がスタートしました。授業時間や授業内容の削減、評価方法の変更など、従来のカリキュラムが大きく変更されたのです。

さらに、少子化による大学全入時代の到来です。大学への入学希望者が大学の定員数を下回っただけでなく、推薦入試やAO入試などの学力試験を必要としない受験形態が生まれ、大学進学が容易になりました。

これらは若者たちの価値観形成に大きく影響したといわれています。ゆとり教育では、相対評価から絶対評価へと評価制度が変わり、全体での順位ではなく個人の努力の過程が評価軸として採用されました。さらに、推薦入試やAO入試のようなテストの点数に左右されない受験形態で他人との競争の機会が失われました。

 

このような環境で育ってきた結果、「なんとしても結果を出そう」「人に負けないように頑張ろう」という社会人として当然ともいえる価値観を持たない若者が増えたといわれています。さらに、その価値観に由来して、競争意欲がない、人間関係を築くのが苦手、自分のことにしか興味がないという特徴が生まれ、その世代の若者を「ゆとり教育世代」と呼ぶようになったのです。

彼らのそうした特徴は、社会人としての成長の妨げになるものです。そして、上司・先輩は、こういった特徴を見て新入社員に対しレッテルを貼り、指導を諦めがちになるかもしれません。

しかし、育ってきた環境が違えば、持っている価値観も当然違います。その事実を認識し、新入社員のことを理解しようという姿勢を持つことが新入社員指導では欠かせません。その姿勢こそが新入社員指導のスタートなのです。

 

新入社員の育て方・伸ばし方―OJTとチームでの育成法

2014年3月新刊のDVD『新入社員の育て方・伸ばし方』では、“新入社員に歩み寄った指導方法”というテーマで、新入社員を一人前の社会人に成長させていくための具体的な指導方法を紹介しています。

新入社員の育ってきた背景や特徴、具体的なOJTのポイント、チームでの育成方法など、今の新入社員指導に必要なエッセンスをドラマで再現し、わかりやすく解説していますので、現場での実際の指導で大いに参考にしていただけます。さらに、付属の活用の手引には、実際にご活用いただける「育成目標シート」も付属。もちろん、「育成目標シート」の作り方もDVD内で紹介しています。

 

多くの企業では、一人の新入社員に対し一人の指導員がつき、つきっきりで指導を行ないます。しかし、指導員一人にまかせていては、指導が十分に行き届かないというケースが多く見られます。なぜなら、厳しい経営環境のもと、指導員には、新入社員の指導とあわせて仕事の成果が求められ、非常に多忙な毎日を送っているからです。だからこそ、これからの新入社員指導では、指導員と新入社員の一対一の関係だけではなく、チームのメンバー全員で育てていくという意識・姿勢が欠かせなくなっているのです。

 

DVD『新入社員の育て方・伸ばし方』では、チームでの指導方法を具体的に説明しています。新入社員を受け入れるチームのメンバー全員でご覧いただける内容です。本DVDの視聴が、チームで協力して新入社員を育てていくという風土づくりのきっかけにもなります。

企業は、社会に貢献するために、永続的に成長していかなければなりません。そして、その成長を支えていくのは社員であり、将来の会社を担うのは新入社員です。そのような新入社員が一人前の社会人として成長していくためには、社会人としての良いスタートを切る必要があります。

その手助けをする役割を担う人こそ、指導員であり上司・先輩なのです。一人ひとりが新入社員のことを我がことのように考えていくことが新入社員指導成功の何よりの秘訣だといえるでしょう。

 

PHP研究所 企画制作部  海野翔太

 


 

「理解できない」では済まされない!
DVD『新入社員の育て方・伸ばし方』

~価値観のギャップを埋めるコミュニケーション~

ゆとり教育世代といわれる新入社員が育ってきた背景や特徴を紹介しつつ、事例ドラマを通して具体的な育て方、伸ばし方を学ぶDVD教材です。指導する側の心構えや考え方、指導のポイントをわかりやすく解説していますので、指導員研修にも最適です。

 

新入社員の研修・教育教材、職場で受け入れ側となる上司や先輩社員(メンター)の教育教材をご紹介しています。


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