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人材育成は管理職の責務【コラム】

人材育成は管理職の責務【コラム】

(2014年12月 8日更新)

 
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松下幸之助は「人材は、社会からの預かり物」だと考えていました。人材育成は企業が果たすべき大切な責務であり、それを任されているのが現場の第一線にいる管理職であるといえるでしょう。企画制作部・林順一のコラムです。
 
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管理職が果たすべき役割とは、いったい何でしょうか?
私たち管理職は、日々成果をあげていかなければなりません。これは、社員の生活を支えていくために欠かせないことであると同時に、製品やサービスの質を継続的に向上させていくために必要なことだといえるでしょう。
 
当たり前のことですが、企業が日々の活動を通していただく利益は、お客様が製品やサービスに満足したことの見返りです。いわば〈満足料〉だと考えることができます。お客様に満足を提供できない製品やサービスは、お客様に「買って損をした」と思わせるものであり、なんら価値を生み出すことはありません。そのような製品・サービスは売れないばかりか、結局、自分たちの首を絞める結果にしかならないのです。
 
つまり、私たちの毎日の企業活動は、さらなる顧客満足の追求であり、そのたえざる努力こそが〈成果をあげていく〉ことの意味だといえるでしょう。言い換えるならば、新たな価値を生みつづけていく会社でなければ、将来にわたって成果を出し続けていくことは不可能ということになります。
 
こうした広い角度から「成果を出し続ける」ことの意味を考えたとき、管理職の責務としてもっとも重要なことの1つとなるのが〈人材育成〉でしょう。
 
松下幸之助は「人材は、社会からの預かり物」だと考えていました。人材育成は、企業が果たすべき大切な責務であり、それを任されているのが現場の第一線にいる管理職なのです。
 
以下は、管理職向けの映像教材の一部です。監修いただいた鋳方貞了氏の解説の一部をまとめたものです。すばらしいメッセージが込められていると思いますので、ここに紹介させていただきます。
 
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「よい会社」をつくるには、「よい社員」をつくることが大事になります。この「よい社員」をつくる条件として、私は大きく2つのことを挙げておきたいと思います。
一つは、「よい人間」をつくるということです。
そしてもう一つは、よい人間をつくった後で「できる人間」をつくるということです。
 
「よい人間」をつくる条件には、いろいろあると思いますが、私は、特に2つのことが大切だと考えています。
第一に、「信頼できる人間をつくる」ということです。「信頼」は、上司と部下が、お互いがお互いを認め合うという関係になって初めて成立します。認め合うことがなければ、決して成立しません。
第二に、その信頼関係をベースとしながら、「感謝の心をもつ人間を育てる」ということです。人間は一人では生きていけません。自分が「今、ここに生きている」ということ――自分という存在は、さまざまな人間関係に支えられています。会社でいえば、上司や同僚、部下、お得意先、仕入先など。そして家に帰れば、家族の支えがあります。さらには、今まで自分を育ててくれた両親、学校の先生、友達、先輩など・・・・・・。さまざまな人々に支えられ、助けられながら、その恩恵のもとに私たちは生きてきたはずです。
そう考えるならば、「感謝の心をもつ」ということは、人間として当たり前な感情であり、もっとも大切な感情であるといってもよいのではないでしょうか。
 
一方、「できる人間をつくる」とは、たとえば「営業ができる」「人事ができる」「経理ができる」「生産ができる」といった具合に、その分野で「さすがだね」といわれる人間を育てることです。そのためには、管理者自身が「部下に自分の背中を見せて恥ずかしくない」というレベルまで、自分を高め、成長させていく――すなわち、身をもって部下に示すことが不可欠といえるでしょう。
 
(DVD『管理者としてやっていいこと・悪いこと』より 監修・鋳方貞了氏のメッセージ)
 
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今の時代、IT化・システム化が当たり前となりました。その結果として企業の根幹部分を支えている〈人〉の価値が軽くなり、単なる労働力や人件費とみなされている風潮があるように思えてなりません。
 
確かに時代の変化にあわせて、業務の流れを効率化し、適正経営を行なっていくことは大切なことですが、行きすぎた合理化は企業そのものの存続を危うくすることにつながるばかりでしょう。
 
まず大切なのは、現場での地道な人材育成の積み重ねであり、正しい仕事観の継承ではないか、と思う今日この頃です。
 
PHP研究所 企画制作部 林順一
 
 
    ~部下は上司の言動を見て育つ!
鑄方貞了 監修。
管理者(係長~部長職)を対象として、管理者のあり方、基本について自ら見直していただくことを目的としています。
上司として「部下にどう見られているか」を意識していただく、きっかけづくりにご利用ください。
 
 
 
 
 

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