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できる研修講師はツールを使いこなす

できる研修講師はツールを使いこなす

(2016年5月27日更新)

 
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研修を成功させるために、研修講師はツールを有効に使いこなしたいものです。板書やレジュメ作成のポイントをご紹介します。

 

*   *   *

 

板書の方法

・コミュニケーションは「話し」のみならず。「書き」も魅力的に

・なるべく中央に書く、反射光にも注意

・字は大きめに(参加者に見えるかどうか確認)、思い切って簡潔に

・心持ち、速めのスピードで(しかし、汚なすぎる字は論外)

・ペン(チョーク)の色や、アンダーラインを有効活用

・受講者に背を向けたまま書かない、無言で書かない、書いた字を自身で隠さない

・不必要に板書しない、不要な情報は消す

・メモしてほしい情報は、書き取る時間を提供する

・研修中、長時間残しておきたいものは、模造紙を利用する

 

★受講者の発表内容を板書するときは特に注意を!

 ・書く際に評価を入れない(書くときは、すべて書く)

 ・発表者の発言の過不足をうまく補う

 ・書くことに気をとられて、内容の理解や感謝の気持ちを疎かにしない

 

研修講師はツールを使いこなす_板書

 

レジメ作成の注意点

・文字を詰め込みすぎない、見やすい字の大きさを考えて

・レイアウトを工夫する(ある程度パターン化すると、落ち着く)

・タイトルや冒頭に言いたいことを凝縮すると分かりやすい

・「話す」ことと、レジメに「載せる」ことを区別する

(口頭による説明付きであることを前提に。話す内容を、レジメで列記する必要はない)

・ちゃんとした文章でなくともよい、キーワードを中心に

(ただし、キーワードだけでは分かりにくいことがあるので、重要なところはちゃんとした文章にする)

・大切なことは掲載せずに、受講者に書き込ませる等の工夫を

(受講者の中には、レジメで先読みしたがる者もいる)

・情報密度を上げておく(説明のときは、圧縮した情報を解凍しながら話す)

・図表や箇条書きも適度に活用すると効果的

・無駄な修飾は避ける、あまり丁寧すぎる文章も不要

・引用文などは、それが引用と分かるように記載する(出典を明らかにする)

・他人の著書、ホームページ等からの安易な引用は盗作となる恐れあり、要注意

・ページ番号をふる(口頭で該当箇所が説明しやすい)

・余白は大きめにとる(メモ欄の余裕をとる)

 

プレゼンソフト活用のメリットと注意点

プレゼンソフトには、視覚によるインパクトがある、計画的に使用できる、繰り返し使用できる、板書の時間が短縮できるなどのメリットがあるが、同時に以下の点に注意しておきたい。

・板書同様、見やすさ・分かりやすさ等を追求する

・機器の使用確認をしておく

・見せるだけの指導にならないようにする、依存しすぎない

・テンポが速くならないようにする

・一度に大量の情報を発信しない

・事後配布するなど「見せ」と「書き」のバランスに配慮する

・講師の視線に注意する

 

プレゼンソフトで見せる資料は、それを通じて何を伝えたいのか、から、外れないように。所詮は「ツール」。目的化しないように。情報提供の枝葉を見極めることが大切である。

 

 
※出典:『[実践]社員教育推進マニュアル』(2009年1月・PHP研究所発行)
 

 
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【著者プロフィール】
茅切伸明(かやきり・のぶあき) 
株式会社ヒューマンプロデュース・ジャパン 代表取締役。
慶應義塾大学商学部卒業後、(株)三貴入社。 その後、(株)日本エル・シー・エー入社。 平成1年3月 住友銀行グループ 住友ビジネスコンサルテイング(株)(現SMBC コンサルティング(株))入社。セミナー事業部にて、ビジネスセミナーを年間200 以上、企業内研修を50以上担当し、他社のセミナーを年間50以上受講する。 平成18年4月 (株)ヒューマンプロデュース・ジャパンを設立。「本物の教育」「本物の講師」「本物の教育担当者」をプロデュースするという理念を掲げ、現在まで年間500以上、累計8,000以上のセミナー・研修をプロデュースするとともに、セミナー会社・研修会社のコンサルティング、セミナー事業の立ち上げ、企業の教育体系の構築なども手掛ける。 
著書に、『実践社員教育推進マニュアル』、通信教育『メンタリングで共に成長する新入社員指導・支援の実践コース』(以上、PHP研究所)、『だれでも一流講師になれる71のルール』(税務経理協会) 
 
 
松下直子(まつした・なおこ) 
株式会社オフィスあん 代表取締役。社会保険労務士、人事コンサルタント。 
神戸大学卒業後、江崎グリコ(株)に入社。新規開拓の営業職、報道担当の広報職、人事労務職を歴任。現在は、社会保険労務士、人事コンサルタントとして顧問先の指導にあたる一方、民間企業や自治体からの研修・セミナー依頼に応え、全国各地を愛車のバイクで巡回する。
「人事屋」であることを生涯のライフワークと決意し、経営者や人事担当者の支援に意欲的に向き合うかたわら、人事部門の交流の場「庵(いおり)」の定期開催や、新人社会保険労務士の独立を支援するシェアオフィス「AZ合同事務所」の経営など、幅広く人材育成に携わっている。
著書に、『実践社員教育推進マニュアル』『人事・総務マネジメント法律必携』(ともにPHP研究所) 、『採用・面接で[採ってはいけない人]の見きわめ方』『部下育成にもっと自信がつく本』(ともに同文舘出版)ほか。

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