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GROWモデル~ゴールの設定

GROWモデル~ゴールの設定

(2010年10月29日更新)

 
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今回から、GROWモデルの各段階について、少し詳しく解説していきましょう。まずは最初のG、すなわち「ゴール」です。

 

コーチングは、究極的には相手の「自己実現」をサポートするスキルであり、それは言葉を変えれば「相手が目指すもの・目指す状態」を実現する、あるいは手に入れるのをサポートする、ということです。ですから、相手が「何を目指すのか」ということを、相手自身も、そしてコーチも、できるだけ明確に認識することが不可欠です。そして、ゴールが明確になればなるほど、それを実現(入手)したい、と思う気持ちが強まり、実際の行動に移りやすくなる、といわれています。

 

この「G」の質問には、主に次のような方法があります。

 

ゴールの具体化

⇒「金持ちになりたい」ということであれば「お金がどれくらいあればいいのか」、「偉くなりたい」ということであれば「どういう地位・肩書きがほしいのか」、というように、夢・目標の内容をできるだけ具体的に聞いていきます

 

ゴールの細分化

⇒10年後、というようなかなり遠い目標であれば、5年後にはどこまで、3年後には、1年後には、というように、時間を区切って細かな「通過目標」を聞いていきます。これによって、「究極の目標」と「当面の目標」とがはっきりし、まず何を目指すべきかが明らかになります。

 

ゴールイメージのビジュアル化

⇒その目標が「実現した状態」を、頭の中に鮮明な「絵」として描き出す質問です。「家を建てたい」という目標であれば、それがもう実現したものとして、「壁は何色ですか?」「カーテンは何色ですか?」「リビングには何が置いてありますか?」「壁にはどんな絵がかかっていますか?」「窓から何が見えていますか?」のように、細かく、具体的に聞いていきます。答えていくうちに、相手の頭の中に理想の「家」の姿が鮮明に描かれていきます。同時に、コーチの頭の中にも同じような絵が描かれていきます。「つくりたい!」「実現させてあげたい!」という思いが、双方に強まります。

 

ゴールの意味の明確化

⇒その目標を実現したらどうなるのか、何が手に入るのか、を聞いていきます。理想の家を建てた後、そこでどんな生活が展開されるのか、を聞いていくことにより、目標実現への意欲がさらにかき立てられます。場合によっては、夢・目標として掲げていたものは単なる手段でしかなく、本当の目標はその先にあることが明らかになることもあります。

 

テーマによって話の展開はさまざまですが、いずれにしてもゴールをできるだけ明確にすることがGROWモデル活用の第一歩です。

 

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