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GROWモデル~リソース

GROWモデル~リソース

(2010年12月10日更新)

 
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GROWモデルの3つ目は、「リソース」です。リソース(資源)とは、問題解決や目標達成に役立つものすべてを指す言葉で、コーチングではよく使います。

 

一般に、部下がある課題解決や目標達成が「難しい」とか「無理だ」と思うとすれば、それはほとんどの場合、何かが「足りない」か、あるいは「ない」か、がその原因となっています。例えば、予算が少ない、時間がない、人手が足りない、経験がない、知識・ノウハウがない、設備や道具がない、などです。

 

だったら何があったらできるだろうか、それに代わるものはないだろうか、それはどこに行ったら手に入るだろうか、といったことを明らかにするのが、このリソースの質問です。とにかく、解決に使えそうなものはすべてリソースですから、過去の成功経験や失敗体験、他の人の経験や情報なども当然含まれます。

 

「あの時はうまくいったじゃないか。あの経験の中で今回活かせそうなものはないかな」 
 

「これに関して情報をもっていそうなのは誰だろう」
 

「時間を生み出すために、どんなことができるだろうね」
 

このような質問は、一歩も前に進めそうもないと感じている部下に、「そうだ! そういえば…」というひらめきを生むことが少なくありません。解決の糸口が見えない問題に対して、まったく違う視点を提供するからです。
 

リソースは、たくさんあるに越したことはありません。それらが手に入るか、手に入ったとしても本当に有効か、分からない部分が多いのですから、相手がリソースの“候補”をできるだけたくさん見つけだし、その有効性や入手可能性もしっかり考えて、優先順位をつけるよう、根気よく質問していくことが望まれます。
 

とにかく、リソースの“候補”がたくさん見つかれば、それだけで、「ひょっとしたら、できるかも!」という前向きな気分になれるものです。そうすれば、それらのリソースを手に入れる方法や、使い方(組み合わせ方や使う順番など)に関する質問に対しても、積極的に考え、答えを見つけようという意欲を高めてくれるでしょう。

 

これらの質問は、次の「オプションズ」に属しますので、次回にご説明します。

 

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