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GROWモデルの活用方法

GROWモデルの活用方法

(2011年3月15日更新)

 
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前回まで、GROWモデルの各要素を説明してきました。今回はその締めくくりとして、GROWモデルの使い方について若干の補足説明をさせていただきます。 

GROWモデルとは、最初から理論的に構築されたモデルというより、コーチングがうまく進められている会話をいろいろ観察した結果、こういう流れになっていることが多い、という、いわば実践から生まれたモデルです。ですから、この流れに沿って、きちんと全部やらなければ、コーチングにならない、というほど固く考えてもらう必要はありません。

 

第一、この流れを全部きちんとやろうとしたら、少なくとも20分とか30分とかのまとまった時間が必要になりますが、そんな時間は日常の仕事の中ではなかなか取れないでしょう。昨今では、目標設定や成果評定などの目的で上司部下の面談機会を設けている企業が少なくありませんが、そういう場ではこのモデルが大いに活用できます。しかしそれはせいぜい年に1~2度といった程度であり、それ以外の場面では数分間の報告・相談や情報交換などの要件のみの会話に終始しているというのが実態ではないでしょうか。

 

ではGROWモデルは実際にはほとんど活用できないのか、というと、そうではありません。

 

このモデルを頭に叩き込んでおくと、例えば部下の誰かが壁にぶつかっているようなとき、少し話してみれば、「彼は今どうも目標があいまいになっているようだな」とか、「解決のための資源が見えていないんじゃないか」というように、ぶつかっている壁の“性格”を察することができるようになります。そうなれば、その部分に焦点を当てて、ゴールを明確にする質問なり資源を捜す質問なりを集中すればいいということです。つまり、ピンポイントで効果的な質問ができるということになります。

 

要するに、GROWモデルは、この順番に沿って全部使わなければならないというようなものではなく、順番を変えたり、その一部分だけを使ったりと、臨機応変に、柔軟に活用すればいいのです。そういうスタンスでこのモデルの活用の実践訓練を積んでいただきたいと思います。 

 

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