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コーチング初心者が陥る「誤解」1

コーチング初心者が陥る「誤解」1

(2011年4月11日更新)

 
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今回と次回は、コーチング初心者が陥りやすい勘違いや誤解について、お話しいたしましょう。 

 

誤解1:コーチングは万能である

 

⇒「万能」とまでは言わないまでも、「コーチングはすごい!」「これからはコーチングだ!」とあっさり思い込んでしまう方が結構見受けられます。

 

確かにコーチングは、活用範囲が極めて広く、かつ有効性の高いスキルであることは間違いありません。しかし、だからといって、コーチングさえ使えば人間関係も部下の指導育成もすべてうまくいく、などということはあり得ません。

 

どんなスキルでもそうですが、万能などということはそもそもあり得ないのです。そんなことはよくご承知のはずなのに、コーチングにほれ込んだ方が往々にしてこのような考えに陥りがちなのです。ほれ込んでいただくのは我々としては大変ありがたいことではありますが、あくまで「きわめて有効なコミュ二ケーションスキルの一つ」という大前提を見失わないことが大切です。

 

 

誤解2:これからはコーチングを使わなければならない

 

⇒誤解の1とも大いに関連しますが、どんな場面・相手でもこれからはコーチングで接するべきである、と思い込む方も少なくありません。いわば、「コーチングに縛られる」という状況ですが、これは危険な誤解です。

 

上司(マネジャー)にとってコーチングは手段であり、目的ではありません。マネジャーの目的はあくまで部下が最高に力を発揮し最高の成果を上げるよう指導・管理することです。そのために有効なスキルは何でも使えばいいのであって、コーチングもその一つに過ぎません。いまはコーチングをしている余裕はない、とか、このテーマはコーチングに不向きだ、とか、この部下は現時点ではコーチングを受け入れにくい状況にある、というように感じたら、コーチングにこだわることなく、指示命令でもティーチングでも、いま最も有効と思えるスキルをどんどん使えばいいのです。

 

コーチングが機能しない場面や相手というものは、結構多いのです。にもかかわらずコーチングを使おうとすれば、効果がないだけでなく、その人のマネジメントそのものまでも混乱をきたしてしまいます。ですから、コーチングスキルは、いまは使えないと思えばあっさり手放して、他のスキルに切り替えて構いません。

 

ただし、コーチングのマインド――人間は無限の可能性と自らの「答え」をもったすばらしい存在である、という「人間観」――だけは、決して手放さないでいただきたいと思います。

 

 

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