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管理職が「人間力」を高めるための4つのキーワード

管理職が「人間力」を高めるための4つのキーワード

(2017年3月14日更新)

 
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管理職に求められる「人間力」は、つまり「人や組織を惹きつけ、動かす、対人影響力や行動力、発想力の総称」であるといえるでしょう。その構成要素として人徳(人を惹きつける人間的魅力)と熱意(人と組織を動かす人間的な迫力、底力)が挙げられます。この二つは、どうすれば養い高めることができるのでしょうか。

PHPゼミナールでは、人間力ある人物像のモデリングという手法を駆使して、受講者が自己研究およびグループ研究という体験演習によって自ら気づき、発見することを目指しています。ですから、その答えは受講者一人ひとりの心の中にあるということになる訳です。ここでは、「人徳」と「熱意」の2つの要素をバックアップする考え方のキーワードを4つご紹介します。

 

(1)肯定的な人間観

経営とは人間が相依って人間の幸せのために行う営みである以上、人間とはどういう存在なのか、人間の持つ特性にはどのようなものがあるのか、いわば人間観を持つということが大切であると松下幸之助は語っています。自らに与えられた天分や他者のもつ優れた特質などを互いに活かしあって、より良い共同体を創造することが大切です。

人間は「万物の王者」であり、「ダイヤモンドの原石のようなもの」という肯定的な人間観にたってマネジメントを行うことが人間力を考える上で基本となります。

 

(2)利他の心

自分の利益のみに心を捉えられているリーダーには、人々はついていきません。歴史を

振り返っても、リーダーが利己的になるとその組織は崩壊へ進んでいきます。

京セラを創業した稲盛和夫氏は「リーダーには、時として自己犠牲をはらう勇気が必要である」と話しておられるように、リーダーには利己心に打ち克つ利他の心を常に持っていることが必要です。

 

(3)公の使命観

リーダーには「志」が必要です。

吉田松陰は「志高ければ、気おのずから盛んなり」との言葉を残しています。

リーダーは、企業、組織活動を通して、お客様に喜んでいただきたいとか、社会に貢献したい、社員を幸せにしたいという利他的な使命感とそれに支えられた熱意を持つことが大切です。また、一人の人間としての使命観や生きる哲学を持つことも重要な要素でしょう。

 

(4)素直な心・感謝の心

リーダーは、なにものにもとらわれない素直な心をもつことが大切です。

通常、私たちは、知らず知らずのうちに利己心や過去の体験や出来事、既成概念、常識、また怒りの感情や喜怒哀楽などに捉われて、ものごとの実相を見ることができにくくなっています。リーダーの状況把握や意思決定は、組織に大きな影響力を与えてしまいます。素直な心で、ものごとを正しく、誤りなく捉える素直な心・感謝の心が決定的に大切です。

 

管理職がマネジメント力やリーダーシップという能力を発揮する上で、「人間力」はその基盤となるものであり、決定的に重要な要素です。単に上司が能力的に優れていて仕事ができるだけでは、部下は信頼してついていこうとは思いません。部下の尊敬と信頼を得る「人間力」、貴社の管理職は備えておられるでしょうか。ぜひ一度、見直していただければと思います。

 

課長研修マネジメント革新コース

 

 

芦刈法明(あしかり・のりあき)

1979年、(株)PHP研究所入社。書籍・雑誌などの普及活動に携わる。1989年より企業・団体への研修普及および研修企画開発を担当。PHPゼミナール主幹講師。2017年、定年により(株)PHP研究所を退職。現在、PHPゼミナール講師。PHPビジネスコーチ(上級)。


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