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新入社員の迎え方、育て方

新入社員の迎え方、育て方

(2012年3月30日更新)

 
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今年も新入社員が入社し、各職場に配属される時期になりました。将来の企業の成長を支える大事な人材ですので、職場全体で大切に育てていきたいものです。 

 

この時期、企業の人事・教育担当の方々とお話をしておりますと、新入社員の育成に関する話題が多くなるのですが、「入社後3年経った頃から『伸びる人材』と、『伸び悩む人材』の差が出始める」と多くの方が指摘なさいます。ある程度、仕事にも慣れ職場の中堅社員として活躍を期待され始める頃が、差が出始める時期であるというのです。

 

それでは何が、伸びる人材と伸び悩む人材を分ける要因になるのでしょうか。いろいろなことが考えられますが、現場で彼らを指導・育成なさっている管理職の方々の意見に耳を傾けますと、「自分の仕事の中に『意味』を見出し、それを自分の言葉で語れるかどうか」が、両者を分ける要因になっているようです。

 

すなわち、今、自分が担当している仕事がどのようにして社会のお役に立っているのか、自社の発展にどう貢献しているのか、また自分の成長にどうつながっているか、…といったことが自分なりに整理できている人は、自律的に自分を伸ばしていくことができ、反対にそれができていない人は伸び悩むというのです。

 

そして、伸びる人材を育てるためには、周囲からの「問いかけ」によるサポートが大切になってきます。入社間もない頃は、上司や先輩が仕事の意味を教えるティーチング(teaching)が必要ですが、ある程度、仕事に慣れた頃から、コーチング(coaching)に切り替え、「あなたの仕事は社会にどう役立っていると思う?」「今の仕事を頑張ったら、どのように成長できると思う?」といった問いを投げかけ、常に仕事の本質的な意味を考えさせるようなはたらきかけが必要になるのです。

 

仕事の意味を新入社員に考えさせると言っても、上司や先輩が自分なりの考えをしっかり持っておくことが大切なことは言うまでもありません。こうして、職場のメンバー一人ひとりが仕事の本質的な意味を真剣に追求するならば、仕事の質はさらに高められるでしょう。

 

新入社員の入社にあたって、迎える側の我々一人ひとりが現在の担当業務を見つめ直し、その意味を自分のことばで熱く語ることができるかどうか、再確認をしておきたいものです。

 


 

的場正晃 まとばまさあき

神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。

現在は㈱PHP研究所 経営理念研究本部 教育研修部 主幹講師。

経済産業大臣認定 中小企業診断士


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