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意識変革と行動変革

意識変革と行動変革

(2012年12月 5日更新)

 
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「心(意識)が変われば行動が変わる 行動が変われば習慣が変わる 習慣が変われば人格が変わる 人格が変われば運命が変わる」

これは、米国の心理学者・哲学者であるウィリアム・ジェームズ(1842-1910)のことばとされ、長年にわたって多くの経営者やアスリートたちの活動の拠りどころとなってきたことばです。

 

この主張に異論を唱えるつもりはありませんが、企業内教育の現場に身を置いていると、変革の順序は[意識→行動]の一方通行ではなく、[意識⇔行動]という双方向性を示しながら進んでいくことに気づきます。したがって、変革を成功に導くために大切なことは、意識と行動の両方に刺激を与え続けることなのです。

 

「研修が実効性を伴わない」とよく言われますが、その原因の一つとして学んだことを職場で行動・実践させる仕組み[1]ができていないことがあげられます。前述のように、意識と行動のどちらか一方でもなおざりになると変革はうまくいかないのです。

 

大切なことは行動を継続して習慣化することです。行動科学によれば、ある行動を3週間実践し続けるとそれが習慣になり[2]、さらにその行動を3カ月継続すると周囲が変わると言われています。したがって企業内教育においても、学んだことを3週間を目処に継続実践して習慣化させ(第一ステップ)、さらに3カ月実践して変化を生み出すことができれば(第二ステップ)、ほんとうの意識変革、行動変革が実現するのです。

 

「継続は力なり」些細なことでも実践し継続することを賞賛する職場風土をつくっていくことが人の意識と行動を変えるエネルギーとなるのです。

 

[1]研修での「学習」と、現場での「実践」を繰り返す教育手法を「アクション・ラーニング」と言う

[2]脳科学の分野でも、同じ行動を繰り返し続けることで、習慣化しやすくなることが実証されている

 


 

的場正晃 まとばまさあき

神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。現在は(株)PHP研究所経営理念研究本部研修事業部部長


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