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仮説を立てる

仮説を立てる

(2013年5月 1日更新)

 
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変化の激しい時代、先行きが見えにくい状況であるからこそ、仮説を持っているかどうかが、ものごとの成否を分ける要因になります。

 

「仮説を立てる」とは、たとえばビジネスの世界において、これから外部環境・内部環境がどう変化するのか、それに対してどういう対策を打つべきか、といったように、今後起きるであろう変化に対する対応をあらかじめ想定しておくことを指します。

 

オリンピックで金メダルをとったある柔道選手は、インタビューの中で「試合中、常に複数の仮説を用意して戦ってきた」と述べていました。相手が、どのように動いてくるか、どういう状況になったら攻めるべきか、その時、どんな技を仕掛ければいいか、もし、その技がかわされたら、次にどういう対応をすべきか、…。対戦相手ごとに、予想される状況とそれに対する対応を頭の中で事細かにシミュレーションし、仮説として用意していたので、試合にも落ち着いて臨めたというのです。

 

この話には、スポーツの世界のみならず、私たちが仕事をする上での重要な示唆が含まれているように思います。ともすれば、忙しい日常業務に追われるあまり、この先、どういう変化が起きるかという仮説を立てずに仕事に取り組むため、予期しない変化に慌てて、対応に手間取っていることが多いのが実態ではないでしょうか。

 

オリンピック同様、ビジネスも真剣勝負の世界でありますから、確実に成果を上げることが求められています。そのためにも、一人一人が、論理的にものごとを捉え、あらゆる仮説とその根拠をできるだけたくさん考えるとともに、その結果こうなるであろうという結論を導き出すような思考の癖をつけることが必要になります。

 

こうした状況を鑑みますと、これから求められるビジネススキルとして、「ロジカルシンキング」が、今後ますます重要性を増してくるものと思われます。

 

 

的場正晃 まとばまさあき

神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。現在は(株)PHP研究所経営理念研究本部研修事業部部長

  


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