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「なぜ働くのか」「なぜこの仕事をするのか」と問う

「なぜ働くのか」「なぜこの仕事をするのか」と問う

(2013年6月 3日更新)

 
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以前、大阪の専門学校・A学院の理事長さんからお聞きした話が今でも印象に残っています。A学院では、数年前に教育プログラムを大幅に見直し、専門知識の学習に入る前に、「なぜ、あなたは語学の勉強をするのか」「なぜ、あなたは福祉の資格をとりたいのか」「その勉強があなたにどのように役に立つのか」といったような問いかけを学生に投げかける時間を設けたそうです。

 

この改革が効を奏し、以前に比べて学生の学ぶ姿勢が驚くほど真剣になり、また卒業後も就職先で自発的に前向きに仕事に取り組むため、「A学院の卒業生は何か違う」と評判を呼んでいるそうです。

 

このお話をお聞きしまして、人を育てる上で問いかけることがいかに大切かをあらためて感じましたが、一方で、複雑化・スピード化が進む世の中においては、「なぜ働くのか」「なぜこの仕事をするのか」といった本質的な問いかけが社会全体でなされなくなりつつあるのではないか、と思い至りました。

 

PHP研究所の創設者・松下幸之助は、「日に新たであるためには、いつも“なぜ”と問わねばならぬ。そしてその答を自分でも考え、また他にも教えを求める。素直で私心なく、熱心で一生懸命ならば、“なぜ”と問うタネは随所にある。それを見失って、きょうはきのうの如く、あすもきょうの如く、十年一日の如き形式に堕したとき、その人の進歩はとまる。社会の進歩もとまる。繁栄は“なぜ”と問うところから生まれてくるのである。」(『道をひらく』PHP研究所)と述べています。

 

明るい話題の少ない時代だからこそ、自分に対しても、部下や後輩に対しても、“なぜ”と問いかける姿勢を持ち続け、共に日に新たな気持ちを持ち続けていきたいものです。

 

 


 

的場正晃(まとば・まさあき)

神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。現在は(株)PHP研究所経営理念研究本部研修事業部部長

 


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