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部下の問題意識を高める問いかけとは?

部下の問題意識を高める問いかけとは?

(2016年10月11日更新)

 
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新たな価値創造が求められている時代にあって、問題意識を持った人材が各組織でますます重要になってきています。では、どうすれば部下の問題意識を高めることができるのでしょうか。

 

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人の成長は、その人自身がどんな問題意識をもっているかによって、大きく変化します。自分の担当業務を高い視点から見つめ、「もっと、お客様に喜んでもらえるにはどうすればいいか」「もっと効率的に仕事をするためにやれる方法がないか」、あるいは「このレベルではまだまだ満足できない」などと、常に改善・改革の可能性を求めて仕事に取り組む人は、そうでない人に比べると、業務効率の向上や、今までにない新しい仕事の進め方の確立、あるいは新商品・新サービスの開発を実現する可能性が高まるでしょう。

 

大手電機メーカーP社では、幹部への登用試験の面接で、「自分の担当する部門には問題はない」と答えた人を問題意識の低い人材と見なし、幹部への登用を見送るようにしているそうです。ことほど左様に新たな価値創造が求められている時代であるからこそ、問題意識を持った人材の存在が各組織でますます重要になってきているのです。

 

ではどうすれば問題意識の高い人材を輩出することができるのでしょうか。最も簡単で、効果を発揮するのが、「どうしたいのか?」(=理想の姿)、「それに対して今はどうなのか?」(=現状)という2つの質問を効果的になげかけることです。事あるごとに、上司が部下に対してこのような質問を投げかけ続ければ、部下は自分の仕事の目指すべき理想と現状のギャップの存在に気付き、それを埋めるための方策を考えるよう、意識を向け続けるでしょう。そして、こうした問いかけは、業務上の問題意識を高めるだけではなく、人生における理想の状態を考え、そこに到達するための手段や方策を考えるきっかけにもなり、自立的な人材を育てることにもつながるのです。実際、自立的な社員が多いという評価を得ている情報サービス業R社では、つねにこうした質問が社内で飛び交っていると言われています。

 

自らの発意によって、仕事や人生を切り拓いていく人材を育てるためにも、現場のリーダーの方々は、理想と現実のギャップに気付かせるような「質問力」を高めることが大切になりつつあります。

 

 

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的場正晃 (まとば まさあき)

神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。現在は(株)PHP研究所経営理念研究本部研修事業部部長。

 


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