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就社と就職―若手社員に知っておいてほしい仕事のスタンス

就社と就職―若手社員に知っておいてほしい仕事のスタンス

(2013年11月 1日更新)

 
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終身雇用が前提で、一つの会社で最後まで勤め上げることが常識であった時代には、働く一人ひとりは「この会社で仕事をしていく」という“就社”意識をもっていました。

ところが、終身雇用が完全に崩れ、雇用環境も個人の勤労観も大きく変化した現在は、若い世代を中心に「この仕事をしたい」という意識、すなわち“就職”意識をもった人たちが増えてきました。

 

就職意識は職業人としての自覚や使命感の向上につながりますので、そういう意識をもった人が増えることは好ましい状況といえます。しかし、「この仕事がしたい」という意識が強すぎて、それ以外の選択肢を受け容れることができなくなると、キャリア開発の範囲を狭め、モチベーションの維持・向上が困難になって、自身の成長にブレーキをかけてしまいます。

 

長い職業生活の中では、「したい仕事ができる時期」もあれば、「したくない仕事をせざるを得ない時期」もあります。大切なことは、思い通りにいかない時に何を考え、どう行動するか、なのです。

 

日本コカ・コーラ元会長の魚谷雅彦(うおたに まさひこ)氏は、「国際的な仕事がしたい」という夢をもって会社に入ったにもかかわらず、国内営業の仕事に従事する日々が続き、くさりかけていました。ある人からの励ましによって、目の前の仕事を頑張ろうと気もちを切り替えてから仕事の成果が出始め、ヘッドハントされて日本コカ・コーラの経営に携わるようになったのです。この経験を元に、魚谷氏は「明確な目標をもちつつ、目の前の仕事に徹底的に取り組めと勧めたい」と語っています。

 

働きがいを感じにくい仕事や職場に身をおいても決して投げやりにならないこと。「職場は道場」、どんな仕事からも学ぶものはあるはず――。大きな可能性を秘めた若手社員の人たちにぜひ知っておいてほしい、仕事に向かうスタンスです。 

 


 

 

的場正晃 まとばまさあき

 

神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。現在は(株)PHP研究所経営理念研究本部研修事業部部長

 


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