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教育とは? 問われる「OJTの質」

教育とは? 問われる「OJTの質」

(2014年2月17日更新)

 
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教育とは何か? いま、「OJTの質」が問われています。PHP研究所研修事業部長・的場正晃のコラムです。

 

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わが国の品質管理の創始的存在と言われる故・西堀榮三郎氏の著書に、教育の本質について書かれている一節があります。

 
教育には「教」と「育」があり、「教」はロジックでもって知識を授ける方法であるが、「育」は自らが体験し、その体験のなかから学んでいく方法である。(中略)したがって、リーダーに必要なことは部下を教育するにあたって、ただ知識を授けるだけでなく「育」になるように、生きた知識を獲得するチャンスを与えることだと思う。
 
『ものづくり道』西堀榮三郎著(WAC出版)
 
 
一方、松下幸之助は「経営学は人から教わることはできても、生きた経営はさまざまな創意工夫をこらして会得するしかない」と述べています。両者に共通している主張は、ほんとうに使える実践的な知恵というものは体験を通じて自得するしかない、ということでしょうか。
 
 
そうであるならば、これからの企業内教育は、主に集合研修(Off-JT)が「教」の役割を担い、現場のOJTで「育」が実践されるのが理想的といえるでしょう。そして、OJTを支える現場の管理監督者の方々が、「教」と「育」との違いを正しく認識したうえで、部下にどんどん体験を積ませ、フィードバックと振り返りによって生きた知恵を自得できるようサポートをする必要があります。
 
 
人を育てる場としての「現場」と、そこで実践される「OJTの質」がこれからの企業内教育の成否を握っていると言っても過言ではないでしょう。
 
 

 
 
 
的場正晃 まとばまさあき
神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。現在は(株)PHP研究所経営理念研究本部研修事業部部長

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