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社員の持続的な成長を支えるもの

社員の持続的な成長を支えるもの

(2015年6月 5日更新)

 
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社員を持続的に成長させるポイントとは? PHP研究所研修事業部長・的場正晃のコラムです。
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この春、入社した新入社員たちの前向きな姿勢や素直さは、周囲の先輩や上司にも大いなる刺激を与えます。新入社員は仕事の経験が乏しいので、日々の体験のことごとくが新鮮に映るため、そこから素直に学ぶことができるのでしょう。
 
やがて、中堅からベテランの域に達する頃になると、経験に裏付けられた知識やスキルの蓄積とともに自分なりの考え方も固まってきて、自信をもって仕事に取り組むことができるようになります。しかし、多くのビジネスパーソンは成長する過程で、学習する力が弱くなりがちです。なぜならば、「そんなことは経験済みだ」「自分ならいつもこうやってきた」という過去の経験や、「この程度のことならできる」「知っている」「わかっている」という慢心などが、経験からの学習を阻害してしまうからです。
 
松下幸之助は、「どんなことからも、どんな人からも、謙虚に素直に学びたい。すべてに学ぶ心があって、はじめて新しい知恵も生まれてくる。よき知恵も生まれてくる。学ぶ心が繁栄へのまず第一歩なのである」と述べ、学ぶ心の重要性を力説していました。
 
経験を重ねて専門性が高まったとしても、素直さをもって謙虚に学ぶ心をもち続けられるかどうかが、その後の持続的成長を左右するポイントになるのです。
 
学ぶ心をもち続けるためには、異質な考え方にふれたり、他者からのフィードバックを受けたり、日々の内省によって自分を客観視するなどの行為を通じて、目の前の前提や思考の準拠枠を手放し、自分の考え方に固執しない努力を重ねる必要があるでしょう。
そういう観点から考えると、節目節目の集合研修や、日々のOJTでの上司からのコーチングがたいへん重要な意味をもつのです。
 
持続的な成長が促進されるような人材育成の仕組みや風土が、自組織の中に構築できているかどうか、今一度点検してみてはいかがでしょうか。
 
 
的場正晃(まとば・まさあき)
神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。現在は(株)PHP研究所経営理念研究本部研修事業部部長
 
 

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