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成功する新入社員研修のポイント―メッセージの刷り込みによる意識改革

成功する新入社員研修のポイント―メッセージの刷り込みによる意識改革

(2016年1月19日更新)

 
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新入社員研修・教育においては、大切なメッセージを簡潔な言葉に落とし込み、何度も伝え続けて意識改革を促すことが成功のポイントです。PHP研究所研修企画部長・的場正晃のコラムをご紹介します。

 

 *   *   *

 

今年も活躍が期待されるテニスの錦織圭選手。彼が飛躍するきっかけの一つが、コーチであるマイケル・チャン氏から繰り返し送られた一つのメッセージであったそうです。

 

「『自分を信じろ』(Believe yourself)ということを何回も言われた。特にトップの選手と対戦するときに、『Believe yourself』、絶対に勝てるというのを1日5回ぐらい言われた。それで自分自身「そう思わないといけない」と思ったし、彼にはメンタル面でもいろんな助け、アドバイスを頂いて、それで自分が強くなってきていると思う」

(日本記者クラブでの錦織選手の記者会見(2014.11.18)より)

 

錦織選手の発言内容からは、人材育成上の大切な示唆を得ることができます。すなわち、相手に理解してほしいことは、簡潔なメッセージで表現し、繰り返し伝えていくこと。そして、その意味が最初は理解されなかったとしても、何度も何度も伝え続けることによって相手の心に刷り込まれ、やがて信念化して意識変容・行動変容につながるということです。

 

4月の新入社員・導入教育の準備をなさっている人事・教育担当の方も多いと思いますが、準備段階でぜひ取り組んでいただきたいのは、自社の新入社員に「何を伝えたいのか」「何を理解してほしいのか」を明確にし、簡潔なメッセージに落とし込む作業です。

 

そして、実際の導入教育の実施段階においては、そのメッセージを何度も何度も伝え続けて、彼らの心に刷り込んでいくのです。たとえ導入期間中にその意味が解らなかったとしても、半年後、1年後、あるいは3年後、仕事経験を重ねる中で「導入教育で教えてもらったメッセージの意味はこういうことだったのか」と理解してもらえればいいのです。

 

人材育成とはある程度の時間を要するものです。したがって、短期間での変化を求めるのではなく中長期の時間の中で変化してもらえるような種まきをする場が導入教育であると位置づければ、ご担当者の肩の荷も軽くなって自然体で研修に取り組めるのではないでしょうか。

 

メッセージの刷り込みによる意識改革が教育の基本であることを前提に、新入社員研修の準備に十分な時間をかけていただきたいと思います。

 

 
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的場正晃(まとば・まさあき)

神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。現在は(株)PHP研究所 直販普及本部研修企画部部長。
 

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