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「考え抜く習慣」が新入社員を成長させる

「考え抜く習慣」が新入社員を成長させる

(2016年4月15日更新)

 
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人の成長は深い思考によってもたらされます。新入社員には、ものごとを深く考えるくせをつけさせたいものです。PHP研究所研修企画部長・的場正晃のコラムです。

 

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人材開発の仕事を通じてたくさんの人と出会ってきた体験から、「優秀な人」「できる人」「伸びる人」とそうでない人の差は、もっている知識や経験、スキルなどの差によるよりも、「考える」ことの差から生まれていることのほうがはるかに大きいと感じています。

 

私たちは慌ただしい日常生活の場面や職場で、いろいろなことを考えていますが、「考える」という行為の質と量(深さと幅)に着目してみると、意外と浅く低いレベルにとどまっていることが多いのではないでしょうか。例えば、少し考えて何らかの答えが見つかると、そこで考えることをストップしてしまったり、あるいは世の中の常識や過去の成功体験に対して深く考えることなく鵜呑みにしてしまって、新しい発想が妨げられたり……。

 

ことほど左様に、考える行為は誰しも日常的に行っているけれども、考え抜くレベルまでその行為を深め高めている人は少ないように思います。

 

コンビニ業界・最大手の「セブンイレブン」の強さの源泉は、優秀なバイヤーたちの「目利き力」にあると言われています。同社のバイヤーは、店舗の立地状況や地域特性、天候、季節ごとのイベントなどを考慮しながら、どんな商品をいつ、どれだけ仕入れたらいいか、仮説を立て、実行・検証するというプロセスの繰り返しの中で、毎日考え抜かざるを得ない状況に追い込まれるそうです。こうした日々の「考え抜く」という実践の練磨から変化への対応力が養われ、一人前のバイヤーとして成長するのです。PHP研究所創設者・松下幸之助も「考えて、考えて、考え抜けば、天から答えが降りてくる」と述べ、深い思考の重要性を説いていました。

 

4月に入り、今年もたくさんの若者たちが新社会人としてのスタートを切りました。前途有望で大いなる可能性を秘めた新入社員には、自らの思考力を高めてどんどん成長するために、ものごとを深く考えるくせをつけさせたいものです。そのためにも、上司・先輩・指導員の方がたには、指示命令だけではなく、問いかけと傾聴を多用した、相手を深い思考へ誘うような指導を心がけ実践していただきたいと強く願う次第です。

 


 
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的場正晃(まとば・まさあき)

神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。現在は(株)PHP研究所 直販普及本部研修企画部部長。
 

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