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厳しさこそが人を育てる

厳しさこそが人を育てる

(2010年11月 1日更新)

 
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ゆとり教育を受けた世代、すなわち「ゆとり世代」が会社に入ってくるようになってから、彼らを育成する上司・先輩や指導員の苦労が増したと言われています。

 

しかし、これは今まで教えてもらった経験がないので一面無理もないことであり、会社に入ってから、研修やOJTを通してしっかり身につけるべき課題といえます。家庭や学校、地域における躾が形骸化してしまった現状では、会社における人材育成の重要性が増しているといっても過言ではないでしょう。

 

では、教える側の上司や先輩はどうかといえば、若手に対して厳しく接することなく、ものわかりがよくて優しい存在になってしまっているケースが増えていると言われています。この原因は、精神的にもろい若手に厳しく接するとメンタルダウンを起こしてしまうのではないかという恐れ、あるいは叱ることで部下との関係が壊れてしまうのではないかという不安が根底にあると思われます。

 

かつての日本企業では、厳しい人材育成が当たり前のように行われていました。電機業界でグローバル展開しているA社では、上司が部下を怒鳴り飛ばし、場合によっては灰皿を投げつけるほどの激しい指導が日常的に行われていたと言います。今ではそんなことをやれば即座に「パワハラ」と訴えられてしまいかねません。またOff-JTについても、入社後数ヶ月も続く厳しい導入研修を実施していましたが、今ではそれが10日程度に短縮されてしまっているとのことです。

 

こうした、かつての日本企業の人材育成のやり方をベンチマークし、それを今実践しているのが韓国企業です。近年の韓国企業の躍進を支える要因の一つが、厳しい人材育成にあると言われていますが、我々日本企業は今一度、自分たちのやってきた人材育成のやり方に回帰することが求められているのではないでしょうか。

 

厳しさの中でこそ、人は育つ。これは時代を超えた真理だと思われます。時代の変化、働く一人ひとりの価値観の変化、企業と個人の関係の変化、などに合わせてやり方は変えていかなければいけませんが、厳しさを前面に出した教育を各企業は志向すべきときに来ていると思われます。次年度の育成計画立案時期にあたって、自社の人材育成のあり方を見直してみてはいかがでしょうか。

 


 


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