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リーダーの一言

リーダーの一言

(2011年4月21日更新)

 
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震災からの復興の道筋が見えない情勢のもとでビジネスを展開するにあたり、ともすれば組織を構成する一人ひとりが、先行きに不安を感じたり自信を失ってしまいがちです。こんな時こそ、職場を預かるリーダーには、ことあるごとにメンバーに声をかけ、励まし勇気づけることが求められます。 

リーダーが確固とした信念に裏打ちされたことばを発し続けることで、組織が活性化し、業績を向上させた事例は数多くあります。一つの事例として、ある会社の事業部は、市場環境の変化への対応の遅れから過去数年赤字を出し続け、もはやこれ以上の赤字が許されない状況に追い込まれていました。事業の立て直しを託されて、新たに就任した事業部長は、ことあるごとにメンバーに声をかけ、「この事業は必ず発展する」と、短いながらも信念に満ちた力強いことばをかけ続けました。その結果、メンバーのモチベーションが向上し、急速に事業が軌道に乗り始めたということです。

 

こうしたエピソードが示唆していることは、リーダーが発する一言がいかに人の心に影響し、組織運営を左右する力を持っているかということです。心の教育に取り組む道灌山幼稚園(東京・荒川区)では次のようなことばを掲げ、「一言の重要性」を教員どうしが共有しています。

 

 その一言で 励まされ  その一言で 夢を持ち  その一言で 腹が立ち

 

 その一言で がっかりし  その一言で 泣かされる  ほんのわずかな 一言が

 

 不思議に 大きな力持つ  ほんの一寸の一言で

 

現在のリーダーには、部下を育て、やる気を引き出す“力ある”一言を発することが求められています。そのためにはまず、リーダー自身が仕事の進め方や生き方を見つめなおし、自分なりの信念を確立することが大切ではないでしょうか。 

 


 

的場正晃 まとばまさあき

 

神戸大学大学院経営学研究科博士課程前期課程にてミッション経営の研究を行ない、MBAを取得。

現在は㈱PHP研究所 教育出版局 研修企画部部長。

経済産業大臣認定 中小企業診断士    

   


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