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ヒューマンエラーを防止する5つの取り組み

ヒューマンエラーを防止する5つの取り組み

(2019年10月 2日更新)

 
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安全活動は、ヒューマンエラーの撲滅と不安全状態の排除が2大テーマといわれます。ヒューマンエラーを防止するための取り組みのポイントをご紹介します。

“現場力”を支える安全活動

バブル崩壊後、日本経済の停滞が続いた「失われた20年」といわれる期間、下のような構図によって製造業の弱体化が進んだといわれます。

押し寄せるグローバル化→製造コストの削減→製造現場の人員減→製造現場のアウトソーシング化(派遣・請負の増加)

この時代に、日本の製造業の強みであった“現場力”が大きく揺らいできたというのが、モノづくりの現実であったのではないかと思います。

“現場力”を支える安全管理も、こうした雇用形態の変化によって、さまざまな問題を抱えることとなりました。

しかし本来、安全活動とは、モノづくりに携わる作業者一人ひとりの身体、そして命を守る大切な活動です。まさに、製造業が取り組み続けなければならない永遠の課題だといえるでしょう。

 

安全活動の2大テーマ

安全活動の二大テーマとしては、昔から以下が挙げられています。

1.ヒューマンエラーの撲滅(人の管理)

2.不安全状態の排除(物の管理)

ここで言えることは、「安全活動とは、教育に他ならない」ということです。

ヒューマンエラーは、たとえば次のようなことが原因で発生します。

・「これぐらい大丈夫」という勝手な判断、つまり不安全行動

・作業の慣れから引き起こす錯覚や思い込み

・作業内容に関する知識や経験の不足 など

こうしたヒューマンエラーを未然に防止するには、従業員の教育が不可欠なのです。具体的には、次の5つの取り組みが必要となってくるでしょう。

(1)危険に対する感受性を高める(たとえば危険予知訓練)

(2)正しい作業方法や設備の危険性に対する知識の向上

(3)従業員の健康管理の徹底

(4)決められたルール・マナーの遵守(指差呼称・あいさつ・服装・共同作業時の連絡)

(5)各従業員のスキルの向上

つまり、安全を担保するためには、不安全行動をさせない教育と職場風土づくりが欠かせないのです。

 

「不安全状態」とは?

不安全状態とは、「見にくい」「聞きにくい」「作業しにくい」「決められているべきことが決められていない」といった状態をさします。こうした状態を排除するには、次のような取り組みが必要となってくるでしょう。

(1)5Sの徹底

(2)改善活動

(3)ヒヤリハット報告の徹底

(4)定期的な安全パトロールの実施

つまり、安全活動の基本は、当たり前のことを徹底することなのです。


モノづくりの現場を支えているのは、あくまでも“人”です。そして、“人”が安心して働ける職場にしていくには、当たり前の安全活動を実践していく他ありません。地道にコツコツと積み重ね、教育と改善を徹底していく。それが災害ゼロへの唯一の近道であり、これからの“現場力”を支えていくのではないでしょうか。

企画制作部部長 平井克俊

 


 

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