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ひつくり返して考えてみよう【朝礼・研修のスピーチ】

(2012年6月 8日更新)
古代ギリシアにパウソンという画家がいました。このパウソンに、ある人がこんな注文をしました。
「寝そべって転がり回っている馬の絵を描いて欲しい」
すると、パウソンはなんと走っている馬の絵を描いたのです。
注文した相手は、でき上がった絵を見てびっくり。
当然のことながら、「これは自分が頼んだ絵とちがうじゃないか」とパウソンに文句を言いました。
すると、パウソンはこう答えたそうです。
「絵をひっくり返してみなさい。走っている馬が転がり回るようになるから」
このパウソンの絵に似ているといわれたのが、あの哲学者ソクラテスです。
ソクラテスはストレートに物を言わないので、話を聞いた人がよく理解できないことが多かったといいます。
ところが、ソクラテスの話も、パウソンの絵のようにひつくり返して考えてみると、何が言いたかったのか、よくわかったそうです。
このように、すぐれた人物の言動は、ともすればわかりにくいことが多いものです。
そんなとき、私たちは少し視点を変えてみる必要があります。それこそ、ひっくり返して眺めてみなければならないのです。
「わからない」と投げ出す前に、わかる工夫をすることが私たちには必要なのです。
執筆:三浦竜
出典:CD『元気が出る朝礼120話』
(PHP研究所・刊)

『やる気がみなぎる朝礼120話』
~一日を前向きに行動するために~
聴く人のやる気を引き出す示唆に富んだ話材を120話収録しています。1話1~2分でわかりやすく簡潔にまとめました。気づきを促すもの、仕事のスキルを紹介したものなど、その内容はバラエティに富んでいます。前向きな1日を過ごすために、ぜひご活用ください。
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