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コミュニケーションの傾向と対策【コラム】~槌間勢津

2014年7月 8日更新

コミュニケーションの傾向と対策【コラム】~槌間勢津

「観る」「聴く」「伝える」はコミュニケーションの3本柱と言われますが、この3つをどれ位の割合で実践しているでしょう。最初は話を聴いているつもりでも気がつけば伝えようとしていることはありませんか?
 
 
公開セミナー「PHPコーチング・ベーシックコース」では、「傾聴」のワークを行なった後でも、コーチングのロールプレイングでついついアドバイスという形で自分の考えを伝えている方がたくさんいらっしゃいます。上司という立場で問題解決を図りたいという普段の傾向が、そのコミュニケーションに表れているようです。
 
部下のモチベーションを上げたいのであれば、まずは部下の話はうなずきながら聴き、いきなり自分の意見を話すのではなく、「なるほど君はそう思うんだね」等の一言を言ってみると部下の反応はどうなるでしょうか。
 
また、うなずきにも傾向があると言われています。例えば脳にも男性脳、女性脳があり、男性脳の人はうなずきながら、つまり首を縦に振りながら聴くと相手に「イエス」と伝えているように感じる方も多いとのことです。一方、女性脳の人は、うなずきがないと相手は自分の話には関心がないと感じる人が多いと言われています。無意識にうなずかずに聴くことで相手のモチベーションを下げているかもしれません。以前スマホで撮影した自分の聴く姿を見た受講生の方が「あれっ? 画面止まっている? いや違う自分が固まっているんだ!」苦笑い。「あれじゃあ聴いてもらっているように見えないよなぁ」という感想でした。皆様も自分の姿を一度撮影してみると気づきがあるかもしれませんよ。
 
友人との会話でも、気が付けば相手の話題を取って話している人はいませんか? クレーム対応でも聴くことが大切と知りつつ、すぐに事情説明しようとしている人いますよね。相手が聴く気がなければ、説明ではなく言い訳にしか聞こえません。
 
皆様の「観る」「聴く」「伝える」の割合は一体どれ位でしょうか?
 
そこに気付くことが対策の第一歩です。

 


 

【講師プロフィール】
 
槌間勢津(つちま・せつ)
1986年、日本航空(株)(現・(株)JALコーディネーションサービス)に国際線客室乗務員として入社。90年、退職。(株)JALコーディネーションサービス(現・JALアカデミー(株))と接遇マナーインストラクターとして契約。95年、同社退職。独立してフリーのコーチとして活動を始める。現在、PHPゼミナール講師。PHPビジネスコーチ(上級)
 
 
 
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