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新入社員がもつべき「積極性」と「責任感」

2013年7月16日更新

新入社員がもつべき「積極性」と「責任感」

入社内定者や新入社員を、好感をもたれる社会人に育てるためには? 指示待ちではない自律型の社員を育成するには? 「責任感」や「積極性」を涵養するために、通信教育「社会人、やっていいこと・悪いこと」のテキストから、社会人としての常識や良識についての解説をご紹介します。

 

*  *  *

 

尊敬の気持ちをもつ

相手の立場に関係なく、相手のことを尊敬できる人は好感をもたれます。尊敬をするということは、その人を認めたということであり、それができるということはすばらしいことだからです。

会社にはさまざまな人がいます。そして仕事は、かかわる人同士が互いに認め合い協力して進めていくものです。仕事のスピードが速い人、話すのが上手な人、ていねいに仕事ができる人など、人によって得意なことは違います。

また、すべてにおいてだれよりも優れているということはありえません。相手のある一面だけを見て、「自分はこの人よりもデキる」と思わずに、その人のよい部分を探し、素直に尊敬するようにしましょう。

相手のことを尊敬している気持ちはかならず態度や表情に出ます。相手はそれを見て「自分のことを認めてくれている」とうれしく思うものです。そして、みなさんにも尊敬の気持ちをもって接してくれるようになるでしょう。

 

責任感をもつ~社会人としての第一歩

責任感がない人は社会人として認めてもらえません。

たとえば、みなさんが上司から仕事を任されたとします。そのなかにできないことがあったとき、途中であきらめて、「できませんでした」と上司に報告したらどうでしょうか。上司は、「途中で投げ出してしまうのか。責任感がない人だ」とがっかりしてしまうでしょう。さらに、「責任感がない人には、仕事を任せることはできない」と考え、あなたは部下としての信頼を失ってしまいます。

どんな仕事でも、任された以上は自分が責任者だという気持ちで最後までやりとげる努力をしなければなりません。しかし、どうしても自分ひとりでできない場合は、周りの人に協力を求めてみましょう。見放す人はだれひとりとしていないはずです。なぜなら、責任感をもって一生懸命に努力をしている人は、「絶対にやりとげてくれるから信頼できる」と思ってもらえるからです。

責任感をもつと周りから信頼してもらえます。責任感は、社会人にとって必須の条件なのです。

 

積極的な姿勢を

責任感をもつことと同じくらいに大切なことがあります。それは、積極的な姿勢です。積極的な姿勢をもっている人は、意欲や向上心があると周りの人から感じてもらえます。そういう人は、上司や先輩から大きな期待をかけてもらえるものです。そして、どんどん仕事を任せてもらえます。さらに、任せてもらったどんな仕事でも積極的に行なっていくと、実力がつくだけでなく、やりとげたという充実感や大きな自信にもつながるでしょう。

このような積極的な姿勢は、仕事のよいサイクルを生み出します。「その仕事やらせてください」「私にできることはありますか?」などと積極的に上司や先輩に声をかけていきましょう。かならず、「助かるよ。ありがとう」と喜んでもらえます。

積極的な姿勢をもつことは、社会人にとってとても重要なことなのです。

 

[監修者プロフィール]


白沢 節子(しらさわ せつこ)

ビジネスコンサルタント
島根県浜田市出身。中央大学経済学部卒業。旧総理府勤務後、社員教育に携わる株式会社 現代コミュニケーションセンターを経て、平成5年白沢事務所設立。
職場活性化、仕事力の磨き方、部下指導、思考力養成、部下指導などをテーマに、多数の企業や官公庁で講演や研修を実施。近年、人間力を新たなテーマに加え、幅広い活動を行なっている。
著書に、『仕事と職場が楽しくなる本』『社会人、やっていいこと・悪いこと』(以上、PHP研究所)、『マナー以前の仕事の道徳』(青春出版社)、『ビジネスレディ講座』(日本能率協会)など多数。

 

 

 

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