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時間意識・コスト意識・顧客意識

時間意識・コスト意識・顧客意識

(2016年3月 1日更新)

 
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新入社員(若手社員)研修で使える話のネタをご紹介する2回目、今回は社会人に必要な時間意識・コスト意識・顧客意識についてご紹介いたします。

 

社会人に必要な意識は、「時間意識」「コスト意識」「顧客意識」の3つである

 

時間意識――約束を守る

「時間意識」とは、約束の時間を守る意識のことで、学生時代にもかなりなじみのある意識でしょう。しかし、その厳しさが社会人とは雲泥の差があります。学生時代は、絶対に守らなければならないのは試験の開始と終りの時刻ぐらいなものでしょうが、社会にあっては、会社の始業・終業時刻、休み時間、得意先との面談約束の時間など、守らないと即社会人失格の烙印を押されかねない重要なものばかりです。特に新入社員のうちにしっかりと心に刻みこみたいのが、「仕事にはすべて締め切りがある」という意識です。どんな仕事にも、必ず「いつまでに」というタイムリミットがあり、これを守らないと仕事の価値は半減どころかゼロになりかねません。上司から仕事を指示されたら、必ず「いつまでに」を確認することを忘れないことです。

 

コスト意識――自分が関わるすべてのコストを抑える

「コスト意識」の「コスト」とは、通常、モノを製造するときに要する費用、つまり製造原価のことを指して使われることが多いのですが、ここではもっと広い意味です。すべての会社の活動目的は「利益」をあげることにあります。そして「利益」は、「総収入(売上高)」から「総費用(経費)」を引いた残りのことですから、突き詰めれば、できるだけ収入を上げ、できるだけ費用を抑えることが会社の活動目的だということになります。そしてこの「総費用」がここでいう「コスト」なのです。売上を上げるのは営業部門の担当、製造コストを抑えるのは製造部門の仕事、と言えなくはありません。しかし、コストはそうではないのです。人事だろうが経理だろうが、あるいは倉庫担当だろうが秘書だろうが、その会社に働くすべての人がコストに関わっています。広い意味での「コスト意識」とは、このように、自分が関わるすべてのコストを少しでも抑えようという意識をもって日々の仕事にあたることをいいます。

 

顧客意識――お客様に感謝し、常に大切にする

「顧客意識」とは、「お客様に感謝し、常にお客様を大切にする意識」のこと。商品であれ、サービスであれ、買ってくださるお客様があって初めて「売上」という収入が得られるのです。まずこのことをはっきりと意識し、お客様への感謝の気持ちをもつことが、「顧客意識」の原点です。では、「顧客」とはだれを指すのでしょうか。商品やサービスの現在の購入先が「顧客」であることは間違いありません。しかし、それだけではありません。かつては購入してくれていたが今はそうではないお客様、あるいは、まだ一度も購入してくれていないお客様、これらの人々は、現在は顧客ではありませんが、今後再び、あるいは初めて、顧客になってくれる「潜在顧客」なのです。会社が発展していくためには、この潜在顧客をできるだけたくさん「顕在顧客」に変えていくことが必要になります。つまり、潜在顧客は会社の将来にとっては非常に重要な「将来のお客様」なのです。このように考えると、「顧客意識」とは、つまるところ、「道行く人はみなお客様」という意識に立って考え行動することだといえるでしょう。

 

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的場正晃(まとば・まさあき)
1990年慶應義塾大学商学部卒業。同年PHP研究所入社、研修局に配属。以後、一貫して研修事業に携わり、普及、企画、プログラム開発、講師活動に従事。現在、PHP研究所研修企画部長。2003年神戸大学大学院経営学研究科でミッション経営の研究を行ないMBA取得。中小企業診断士。

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