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部下育成は現場にチャンスあり

部下育成は現場にチャンスあり

(2014年1月20日更新)

 
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部下育成・人材育成はOJT、つまり現場での指導こそ効果的です。『[実践]社員教育推進マニュアル』より、人が育つ主な要因と、現場での育成機会について紹介します。

 

【ポイント】

・「場」が人を育み、育まれた人がまた「場」をつくる。企業活動はその繰り返しである

・組織活動すべてが育成の場であり、育成のチャンス。いつでもどこでも、育成は可能

・上司と部下の意識だけに委ねず、育成担当者として育成を仕組み化する努力をしよう

集合研修や通信教育でも人は育つ。しかし、最高の人材育成は現場で行われる。場が人をつくり、その人がまた場をつくる。今、改めて仕事の現場における人材育成が見直されようとしている理由は、この循環のためである。育成のチャンスは「現場」にある。

 

人が育つ主な条件・要因をまとめたので参照されたい。

 

【人が育つおもな条件・要因】

1)仕事:日常業務、難易度の高い業務

2)経験:複数の業務経験、勤務地経験

3)先輩、上司:教える、良さを引き出す、最も身近なモデル

4)自分:自己啓発

5)ライバルと仲間の存在:相互啓発

6)必要性、切迫性、強制力:せっぱ詰まること、期限、試験

7)対話:双方向のコミュニケーション、納得性

8)環境づくり:チャンスを与える、チャレンジさせる

9)周囲の期待と激励:スポーツ競技における応援同様の効果

10)時間:人材はすぐには育たない

 (モルゲン人材開発研究所/澤田富雄氏の資料より加筆・修正)

 

 

タイミングが合えば、そこが部下育成の場

下記は、ある組織の「部下指導」マニュアルからの抜粋である。「このようなタイミングで部下育成をしよう」という育成機会の一覧である。

部下育成のチャンス組織活動すべてが育成の場であり、育成のチャンスであると言っても過言ではない。

「啐啄同時」という言葉がある。卵の中から雛が殻を破って生まれ出ようとする瞬間、内側から雛が殻をつつくのが「啐」、外から親鳥がつつくのが「啄」。この両者のタイミングが合わないと雛は死んでしまう。

人材育成も同じである。育てたいと思う側と、育ちたいと願う側とのタイミングさえ合えば、その瞬間、そこは育成の場となる。

 

※出典:『[実践]社員教育推進マニュアル』(2009年1月・PHP研究所発行)

 


 

茅切伸明  かやきり のぶあき

慶應義塾大学 商学部卒業後、(株)三貴入社。 その後、(株)日本エル・シー・エー入社。

平成1年3月 住友銀行グループ 住友ビジネスコンサルテイング(株)(現SMBC コンサルティング(株))入社。セミナー事業部にて、ビジネスセミナーを年間200 以上、企業内研修を50以上担当し、他社のセミナーを年間50以上受講する。平成18年4月 (株)ヒューマンプロデュース・ジャパンを設立。「本物の教育」「本物の講師」「本物の教育担当者」をプロデュースするという理念を掲げ、現在まで年間500以上、累計3,000以上のセミナー・研修をプロデュースするとともに、セミナー会社・研修会社のコンサルティング、セミナー事業の立ち上げ、企業の教育体系の構築なども手掛ける。著書に、『実践社員教育推進マニュアル』、通信教育『メンタリングで共に成長する新入社員指導・支援の実践コース』(以上、PHP研究所)、『だれでも一流講師になれる71のルール』(税務経理協会)

 

 

松下直子 まつした・なおこ

株式会社オフィスあん 代表取締役。社会保険労務士、人事コンサルタント。

神戸大学卒業後、江崎グリコ(株)に入社。新規開拓の営業職、報道担当の広報職、人事労務職を歴任。現在は、社会保険労務士、人事コンサルタントとして顧問先の指導にあたる一方、民間企業や自治体からの研修・セミナー依頼に応え、全国各地を愛車のバイクで巡回する。「人事屋」であることを生涯のライフワークと決意し、経営者や人事担当者の支援に意欲的に向き合うかたわら、人事部門の交流の場「庵(いおり)」の定期開催や、新人社会保険労務士の独立を支援するシェアオフィス「AZ合同事務所」の経営など、幅広く人材育成に携わっている。著書に、『実践社員教育推進マニュアル』『人事・総務マネジメント法律必携』(ともにPHP研究所)、『採用・面接で[採ってはいけない人]の見きわめ方』『部下育成にもっと自信がつく本』(ともに同文舘出版)ほか。


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