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成長ドライバ理論に基づく「良い会社づくり研修」のご提案

2024年2月 6日更新

成長ドライバ理論に基づく「良い会社づくり研修」のご提案

「自社の強みがわからない」「課題だらけで何から手をつけてよいのかもわからない」――。
「経営者のための〈良い会社〉塾」は、「成長ドライバ理論」を基軸にした経営サーベイ「会社の健康診断」を用い、会社の強みを伸ばし、弱みを改善することで、経営者の志に基づいた「良い会社」に近づけるための研修プログラムです。

INDEX

経営サーベイ「会社の健康診断」とは?

「会社の健康診断」は、松山大学経営学部東渕則之教授が提唱する「成長ドライバ理論」をベースとした70の設問から成る全社員へのアンケートによって、ビジネスモデル、仕組み化などを含めた会社の現状、強み・弱みを把握することができる経営サーベイです。
会社が健全に成長できる状態かを客観的に評価し、経営者の志に基づいた「良い会社」の実現に向けて、会社の歩むべき方向性と現状の課題を見出します。

「会社の健康診断」の概要

会社の健康診断

社員と会社がともに成長する「健全な会社」づくりのために、会社も身体と同様、健康診断が必要です。
対象となる組織・会社の全員にWebアンケートにお答えいただきます。
世界初の統合経営フレームワーク「成長ドライバ理論」で、現在の自社の健全度が明らかになります。

診断内容

理念や方針の浸透度/現在のビジネスモデルの良否と認識/事業の継続性・将来像に対する認識/従業員の会社に対する思い/人を育てる職場環境・企業風土 等

特長

◇「会社の健康診断」は、成長ドライバ理論にもとづいて設定された70項目の設問で構成されています。 Webアンケートに全社員に回答していただくものです(ウィズワークス社提供)。
◇日本経営品質学会、日本経営診断学会等で東渕則之氏の論文は、高い評価を受けています。専門家からも認められた学術的理論をベースとした経営診断です。
◇一般の従業員満足度や組織エンゲージメントの調査とは異なり、ビジネスモデルやシステム化など業績に直結する要因も診断要素に含めているため、会社全体の経営状況や改善した結果が数値化されやすい特長があります。

まずは「会社の健康診断」を利用してみたいという方は......

〈良い会社〉実現へのステップとして、まずは「会社の健康診断」を利用して現状の改善点を見出したいという場合には、「会社の健康診断」のみのご利用も承っています。

ご利用料金:330,000円(税込)

「良い会社」を実現する「成長ドライバ理論」
「会社の健康診断」導入ガイドのダウンロードはこちら

「成長ドライバ理論」とは

「会社の健康診断」の基軸となる「成長ドライバ理論」は、松山大学経営学部の東渕則之教授の調査研究をもとに、企業の成果や成長を左右する原動力(ドライバ)は何か、その関連性はどうなっているのかなどを明らかにし、経営の全体像として見える化したものです。数多くの企業から情報を収集し、統計学の観点から仮説と実証を繰り返すことで、これまで可視化・定量化が困難といわれた企業成長のフレームワークが明らかになったのです。
「成長ドライバ理論」では、企業成長の原動力は5つのメインドライバと5つのサブドライバにあると考えます。そして、経営者の「社員を大切にする思いや行為」は、10のドライバが活発に機能するためのエネルギーであり、潤滑油になるのです。

下図は「成長ドライバ理論」のフレームワークを図示したものです。

成長ドライバ理論フレームワーク

5つのメインドライバ

企業の円滑な運営や成長を生み出す原動力として、①社長、②経営理念・ビジョン、③ビジネスモデル、④システム化・型決め、⑤行動環境という5つのメインドライバが表現されています。

5つのサブドライバ

メインドライバの5つ目「行動環境」は、会社の風土や雰囲気(社風、企業文化)といったものです。社員が成長するためには、学習と成長が起こるような行動環境でなければなりません。そこで、①サポート、②ストレッチ、③自律、④規律、⑤信頼という5つのサブドライバが必要になります。

矢印はそれらの10個のドライバが影響を与える方向を示すものです。そして、何より重要なことは、経営者の「社員を大切にする思いや行為」こそが、10のドライバが活発に機能するためのエネルギーであるということです。

「良い会社」を実現する「成長ドライバ理論」
「会社の健康診断」導入ガイドのダウンロードはこちら

松下幸之助と「成長ドライバ理論」

松下幸之助

この研修プログラムは、「成長ドライバ理論」を学ぶだけでなく、実践することに力を入れています。東渕教授とPHP研究所は、その実践者のロールモデルこそ松下幸之助であるとの見解に立ち、共同で研修プログラムを開発しました。
理念の浸透からビジネスモデルの構築、人材育成まで、「成長ドライバ理論」が示す各ドライバをどのように駆動させればよいのか、その実践には具体的な事例が必要です。松下幸之助の豊富な成功事例によってイメージをつかみ、現代的視点から再解釈することで、自社の経営に役立てることができます。

理想の経営へのアプローチ、社員との一体感を醸成

〈良い会社〉とは?

〈良い会社〉とは何でしょうか。私たちは、「社員を大切にし、社員と会社が共に成長する会社」をその答えと考えています。
給与や待遇、福利厚生などはもとより、それ以上に、会社が社員に対して誠実であること、社員は厳しい中でも働きがいを感じていること、何より自分も会社もともに成長しているという実感がもてることが大切だと考えています。それを裏付けるように、東渕則之教授の調査研究によれば、そうした〈良い会社〉は企業業績も高いという結果が出ています。

企業の健全度と業績相関図

この研修プログラムは、そんな〈良い会社〉づくりをめざす経営者のためのものです。
「会社の健康診断」を通して自社の現在の姿を客観的に振り返り、強み・弱みを把握し、それをふまえて現実の課題に取り組んでいただくことを目的としています。

〈良い会社〉をつくりたい経営者の皆様へ

研修の目標

「経営者のための〈良い会社〉塾」は、3つの研修目標を掲げて、プログラム開発を行いました。

1)経営者自身が、経営のフレームワークを学ぶことで、自社の全体像を俯瞰し、強み・弱みを再把握して、経営判断する力を高めます。
2)成長ドライバ理論をベースとして開発された「会社の健康診断」を全社員で受診。課題共有を図り、改善のための取り組みを全員参加で行います。
3)パナソニックを世界企業に育て上げた創業者・松下幸之助の経営を成長ドライバ理論を通して学びます。それにより、「自分が松下幸之助だったらどう判断するか」という判断の軸を得ることができます。

こんな会社を実現します!

〈良い会社〉とは、社員を大切にし、社員と会社が共に成長する会社です。
社員の幸福感を高め、真に一体感のある会社づくりをすすめたいという経営者の方々の受講をお勧めいたします。

  • 社員一人ひとりが自分で考え、行動している(自立した社員の育成)
  • 経営理念やビジョンを社員全員が共有している(思いの共有化)
  • ビジネスモデルや仕事の仕組みが常に工夫・改善されている(仕事の進化)
  • 職場全員がお互いを助け合い、支え合っている(温かみのある職場風土)
  • お客様を家族のように大切に考え、行動している(お客様大事)
  • 取引先や仕入先をチームの仲間として大切にしている(仲間意識の醸成)
  • 環境変化に対して常に危機意識を持って行動している(危機意識の共有)
  • 社員個々の成長を会社全体でサポートしている(成長支援)
  • 社員個々の成長が会社の業績や成果に結びついている(持続的な成長)
  • 質・量ともに会社が成長を続けている(健全な経営)

研修プログラム

第1回 良い会社づくりのための課題認識

2日間、各日13:00~17:30

◇今、なぜ松下幸之助に学ぶのか
◇成長ドライバ理論講義
◇〈グループワーク〉診断から見える課題の整理と仮説 他

第2回 改善施策を考えてみる

13:00~17:30

◇〈グループワーク〉診断結果を通して見えた課題
◇松下幸之助の経営を成長ドライバ理論で見える化する(ケース「モーター工場の再建」) 他

第3回 改善施策をいかに実践するか

13:00~17:30

◇改善施策シートに基づく発表(各自)
◇松下幸之助の経営を成長ドライバ理論で見える化する(ケース「アイロンの開発」) 他

第4回 改善施策に基づいた実行結果について

2日間、各日13:00~17:30

◇改善の取り組みの発表(各自/ 1人あたり=発表15分+相互アドバイス10分)

講師・ファシリテーター

東渕則之、高橋 大輔、渡邊祐介

東渕則之(とうぶち・のりゆき)

松山大学経営学部教授一橋大学大学院商学研究科修了。悩める中小企業の経営者が使える経営学を構築することを目指して、20年以上にわたり実践的なフィールドワークを通じた統計学に依拠した調査・実験による研究を重ね、企業経営のフレームワークとして「成長ドライバ理論」を体系化した。このフレームワークの有効性と正確性は、日本経営品質学会、日本経営診断学会等で高く評価されている。
著書に『建設会社でも2ケタ成長はできる!』(東洋経済新報社)、『経営統計学のマネジメント的研究』(千倉書房)、『読んで使える!Excelによる経営データ解析』(共立出版)などがある。

高橋大輔(たかはし・だいすけ) 

ウィズワークス株式会社代表取締役社長。慶應義塾大学経済学部卒業後、大手国際会計事務所、国内大手投資会社を経て法律会計事務所の創設にパートナーとして参画。事業会社や金融機関向けの経営コンサルティングや事業承継支援業務に従事。2011年12月、「コミュニケーション」を通じて良い会社づくりを支援する専門会社、ウィズワークス株式会社取締役就任。全国の良い会社を紹介するメディアの運営、多種多様な業種・業態・規模の会社等の社内報制作支援、Web社内報専用システム開発・提供、組織内コミュニケーション施策に関するコンサルティングなどを展開。2021年7月より現職。

渡邊祐介(わたなべ・ゆうすけ)

株式会社PHP研究所 経営理念研究本部長。1986年、PHP研究所入社。普及部、出版部を経て、95年研究本部に異動、松下幸之助関係書籍の編集プロデュースを手がける。2003年、大阪大学大学院経済学研究科博士前期課程(日本経済・経営専攻)修了。修士(経済学)。松下幸之助を含む日本の名経営者の経営哲学の研究や、経営理念の継承・伝播について調査を進めている。また、多くの経営者を訪ね、インタビューを重ねている。
著書に『ドラッカーと松下幸之助』『決断力の研究』(共にPHP研究所)等がある。

川上恒雄(かわかみ・つねお) 

株式会社PHP研究所 松下理念研究部長。1991年から1997年まで株式会社日本経済新聞社で新聞記者および出版編集者として勤務。その後、渡英し、エセックス大学で社会学、ランカスター大学で宗教学を専攻。宗教学博士(Ph.D.)。社会学修士(M.A.)。南山宗教文化研究所研究員、京都大学経営管理大学院京セラ経営哲学寄附講座助教を経て、2008年、PHP研究所入社。松下幸之助について、多様な観点から研究を進めている。
著書に『ビジネス書と日本人』(PHP研究所)。

松下幸之助が考えた「良い会社」とは

この研修プログラムでは、「成長ドライバ理論」という共通のフレームワークと「松下幸之助」というロールモデル(ケーススタディ)で、成長企業の経営のメカニズムを具体的に理解してもらいます。講師や参加者と、自社の課題、その改善策について討議を重ね、経営のコツを実践知として自得することができます。

経営は総合芸術である

芸術作品といってもいいような、見る人をして感嘆せしめるようなすばらしい内容の経営もあれば、駄作といってもいいような成果のあがらない経営もある。 だから、経営は生きた総合芸術だとはいっても、すべての経営がその名に値するわけではない。工場の施設なり、できあがってくる製品、その販売の仕方、さらには人の育て方、生かし方、財務内容など一つひとつがきわめて立派であり、それらを総合した経営自体に、その企業の精神というか経営理念がいきいきと躍動している、そのような経営であって、はじめて芸術といえるのである。 経営は生きた総合芸術である。そういう経営の高い価値をしっかり認識し、その価値ある仕事に携わっている誇りをもち、それに値するよう最大の努力をしていくことが経営者にとって求められるのである。(松下幸之助『実践経営哲学』より)

打てば響く経営

販売にあたる人が、一つの商品について、技術の人の開発の苦心を思い、小さなネジ一本にまでこめられた製造の人の心配りをひしひしと感じる。また逆に製造にたずさわる人は、販売する人の努力に感謝し、心をこめて製品を作りあげる。あるいは経理の人は一円のお金にも、それが利益となって生まれてくるまでの技術の、購買の、製造の、販売の、その他すべての部門の人の汗の結晶というものを考え、それを最大限に 生かしてゆく。北海道に働く人の苦労が九州にいる人に伝わる。九州に働く人の苦労も北海道にいる人に伝わる。そのように、たとえ職場を異にし、その働きをまのあたりに見るということはなくとも、打てば響くというようなかたちにおいて全員が結ばれてゆく。そういう姿の中に働くことのほんとうの喜びというものが生まれ、全体としての成果ももたらされてくるのではないかと思う。(松下幸之助『その心意気やよし』より)

※「会社の健康診断」は尾庭恵子・ウィズワークス株式会社の登録商標です。

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