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内定者フォロー
入社前研修・教育で内定辞退を防ぐには?

内定者フォロー/研修・教育

人事採用担当者にとっていちばんの悩みの種は、内定辞退ではないでしょうか。貴重な経営資源を投入して採用したにもかかわらず、内定辞退をされると、その後の人事戦略を見直さざるを得なくなります。そうした事態を未然に防ぐため、内定者懇親会や入社前研修、SNSツールによるコミュニケーションなど、さまざまな内定者フォロー施策が各社で実施されていると思いますが、その効果はいかがでしょうか。ここでは、成功する内定者フォローのポイントを、教育・研修の視点から考えてみたいと思います。

内定者フォロー /研修・教育の目的とは?

PHP通信ゼミナール(内定者教育)「社会人、やっていいこと・悪いこと」こだわりぬいた「PHP通信ゼミナール」のテキスト

内定者や新入社員は、せっかく縁があった会社をなぜ辞めてしまうのでしょうか。学生に企業を選ぶ理由を質問してみると、「自分のやりたい仕事ができる」「やりがいを持って働ける」「人間関係がよく働きやすい」「仕事を通じて成長できる」といった回答が数多く返ってきます。この結果からわかるように、「やりがい」や「成長実感・成長予感」を学生は重視しているのです。
各社とも、採用のご担当者は以下のような観点から自社の魅力を学生に伝えているのではないでしょうか。

  • ●社会的に意義のある仕事に取り組める
  • ●若い時期から責任ある仕事を任せてもらえる
  • ●多様性を認め、自律的な雰囲気のある社風

上記に加え、「人を大切にする会社」「教育に熱心な会社」ということをアピールする上で、内定者教育はたいへん有効です。「入社前からこんなに教育機会を提供してくれるのか」「この会社であれば成長できそう」という感覚を抱かせることは、会社へのロイヤリティ向上・内定辞退防止につながります。
PHP研究所は、内定者を対象とした通信教育、eラーニングを取り揃えています。いずれもケーススタディなどを用いて、「入社後の自分」の仕事ぶりをイメージすることで、やる気を喚起したり、不安を払拭することを第一の目的に制作しています。また、ビジネスマナーや人間関係の留意点など、入社前に知っておきたい事柄も学べるため、さまざまな規模・業種の企業の入社前教育にご利用いただき、学生からも高評価を得ています。

内定者教育と「組織社会化」

組織社会化とは組織社会化とは

内定者教育を実施する意義を別の観点から考えてみたいと思います。ここでは「組織社会化」という概念をご紹介します。
組織社会化とは、新しく組織に加わったメンバーが、組織の目標を達成するために求められる役割や知識、規範、価値観などを獲得して組織に適応していくプロセスのことをいいます。近年、組織社会化の研究が進み、入社前のキャリア探索行動が、入社時の個人と職務との適合感や仕事への動機付け、組織コミットメントなどを高めることが明らかにされています。これらをもう少し平たく言えば、入社前に「自分の強み・価値は何か」「何のために仕事をするのか」「仕事と人生がどういう関係にあるのか」といった観点から自分と向き合うことが、入社後の組織・仕事への適応を促進し、やる気アップに効果を発揮するということです。
ですから、内定期間中に「仕事の意味」や「人生の目的」など、これまで考えたこともないようなテーマと真剣に向き合わせる取り組みを研修の一環として実施することで、内定辞退防止と入社後の定着率向上に一定の効果が期待できます。

内定者に仕事に対する誇りを持たせる

内定者・学生

最近の学生や新入社員は「やりがい」を求める傾向が強まっています。そこで、やりがいを感じさせるためのコミュニケーションの取り方として、「Doable(ドゥアブル)発想」と「Deliverable(デリバラブル)発想」という概念をご紹介しましょう。
Doable発想とは、会社の業務的側面のみに着目した発想のことで、Deliverable発想とは、会社の業務を通じて誰にどんな価値を提供(deliver)しているかに着目した発想です。やりがいを求める今どきの学生や新入社員に対しては、Deliverable発想で自社の仕事を伝える工夫が求められます。
例えば、食品会社が自社の紹介をする際、「当社は食品を製造・販売しています」(Doable発想)という説明ではなく、「当社は、おいしくて安全な食品を提供し、人々の健康づくりと豊かな食生活の実現に貢献しています」(Deliverable発想)という説明をしたほうが、より強いメッセージとして相手に響くでしょう。
内定期間中だけでなく、入社後の現場でのOJTでも上司や先輩が「自分たちの仕事が誰にどんな価値を提供しているか」を伝えることは、新入社員の会社や仕事に対する誇りを持たせる上で大切な取り組みなのです。

内定者に基本的なコミュニケーションを徹底させる

挨拶、コミュニケーション

効果的な内定者研修を企画するうえで、もうひとつのポイントは、「前頭前野」を鍛える、ということです。前頭前野は、脳の一部で、認知的、動機づけ状況を把握し、それに対して適切な判断を行い、行動を適応的に組織化するというような役割を果たしています。感情を発露したり抑制したりといった機能も、この部分がつかさどっているわけです。この部分は、主に人と人との対面でのコミュニケーションによって鍛えられますから、スマホ、ゲーム、ネット世代では鍛えられていない人が多いようです。すぐにキレたり、逆に自分の感情がうまく表現できないといった若者が多いことも、このことに起因しているのかもしれません。
では、前頭前野を鍛えるにはどうすればいいでしょう? この答えは、そう難しくはありません。読み、書き、話す場を数多くつくる、挨拶や返事といった基本的なコミュニケーションを徹底させることです。基本動作の徹底によって前頭前野が刺激され、対人関係力を鍛えることができるのです。 

人事部は数年後に目指す「人材像」を明確化する

最後に、内定者教育を成功させるポイントとして、一貫性ある人材育成体系をつくる、ということをあげておきます。内定者教育、導入研修、フォローアップ研修、日々のOJTやメンタリングなどを通じて、3年目、5年目、7年目にどんな人材に育ってほしいのか、理想像を定めて中長期で取り組んでいくことが大切です。そこから逆算して内定者教育はどうあるべきかを考えないと人材育成は成功しません。
自動車関連のA社では、入社から8年目(30歳)時点で「PDCAがきっちり回せる人材」に育てる、という目標を掲げ、そこから逆算して5年目研修、3年目研修、新入社員導入研修、内定者教育の内容を決めています。
PHP研究所では、そうした人材育成体系と、内定者から管理職まで一貫性ある研修企画のご提案をさせていただきますので、ぜひお声がけください。

 
  • 内定者 通信教育コース(入社前研修)
  • 新入社員研修eラーニング
  • 新入社員研修DVDビデオ教材

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