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経営者・幹部育成
経営のコツ、原理原則を自得するには?

経営者/幹部育成

経営学は学べても、経営を学ぶことはできない?

松下幸之助経営塾の特別講義松下幸之助経営塾の特別講義

松下幸之助はあるとき、「経営について学ぶいい方法は何か」と問われ、つぎのように答えています。
“これはね、教えて悟れるものではないですよ。私は経営というものは自得するものやと思うんです。自得するために、あるいは人の教えを聞くとか、あるいは自分で体験してみるということはそれは必要でしょう。しかし、これは教えられるものではないです。これはもうみずから会得せねば仕方ないですな。何か自分でいろいろ考えてみて、人にも聞き、自分も考えてみて、そしてみずからそこに悟るものをもたなかったらいかんですね。経営学は教えられますよ。経営学というものは、経営学者に教えてもらったら、ある程度わかります。しかし経営というものは、生きる経営というものは教えられないです、これは。これはもうその人が、自分で体得するものです。みなさんは、そういうような心がまえをおもちになるということが、やはりいちばん自得、体得するといいますか、そういう近道ではないかと思います”
経営は学ぶのではない。毎日の仕事に意識を働かせ、身をもって自得するべきものだというのです。ただ、そういう姿勢でさまざまな機会を通じて学ぼうという意思さえあれば、経営のコツを自得することはできます。
PHPゼミナール「経営道コース」や「松下幸之助経営塾」は、そうした経営者・経営幹部、後継経営者の方に経営のコツを自得するための「場」と、「ものの見方・考え方」をご提供します。

経営のコツを自得するには

PHP研究所創設者・松下幸之助PHP研究所創設者・松下幸之助

「経営のコツ」は自得すべき。とはいえ、経営の衡にあたるリーダーの悩みは尽きないもの。やはり決断や行動の原理原則はもっておきたい――そうした要望に応えて開発し、昭和52年のPHPゼミナール開講時から開催しているのが「PHP経営道コース」です。そのプログラムの概要をもとに、経営のコツを自得するために必要なものは何かを、具体的にご紹介します。
松下幸之助は、経営理念を大切にした経営者です。すなわち経営理念とは、「この会社は何のために存在しているのか」「この経営をどんな目的で、どんなやり方で行っていくのか」という基本の考え方のことであり、「何が正しいかという、一つの人生観、社会観、世界観に深く根ざしたものでなくてはならない」と力説しています。「PHP経営道コース」では、こうした経営理念の土台になる部分にフォーカスし、経営者同士の対話を重ね、自分なりの信念を確立していただくことを重視しています。そのうえで、経営の基本的な姿勢として「3つの原則」を掲げています。

自主責任経営
自主責任経営とは、企業の経営者、責任者はもとより、社員の一人ひとりが文字通り自主的に、みずからの責任を自覚して意欲的に仕事に取り組む経営です。人間は他人から命じられて行うより、自分で発意して行うことに喜びを感じるものであると同時に、そのほうが責任感も高まります。そこで、あくまでも自主責任経営の考え方や姿勢を基本に持ちつつ、他の力を大いに活用すべきと説いています。事業部制も自主責任経営の実践例であり、松下幸之助の経営姿勢のいわば根幹ともいえるでしょう。

衆知を集めた全員経営
松下幸之助は、松下電器(現パナソニック)を経営していく基本方針の1つとして、早い時期からこのことを掲げ、実践してきました。これは単に会議をしたり、相談し合うということではありません。責任者が日ごろから衆知を集めて経営を進めていくことの大切さを知り、つとめて皆の声を聞き、社員が自由にものを言いやすい空気をつくっておくということです。そうすれば、事にあたって責任者が1人で判断しても、その判断にはすでに衆知が生きているはず。「自分がやってきたのも、そういうことであったと思う」と松下幸之助は述べています。

共存共栄の経営
お互いがつながりあって成り立っているこの社会において、1つの会社だけが栄えるということは一時的にはありえても、決して長続きするものではない。それが自然の理、社会の理法であり、自然も人間社会も「共存共栄」が本来の姿なのである。この「共存共栄」の姿勢もまた、松下幸之助が一貫して掲げ続けてきたものです。ただし「共存共栄」は互いにもたれあい、依存しあうことではありません。松下幸之助は、「まずそれぞれがしっかりと独立すること。独立してもふらふらしていては隣の人が迷惑する」と、自主責任経営のないところに共存共栄はありえないと明言しています。

経営者・幹部研修で何を学ぶのか

経営者・幹部に求められるものは?経営者・幹部に求められるものは?

いかに学問、知識に優れ、人格的に非のうちどころのない人でも、経営者として必ずしも成功するとはかぎらない。成功するためには、それに加えて経営のコツをつかんでいなければならない、と松下幸之助は言います。そこで、PHPゼミナールでは、経営者・経営幹部としての「ものの見方・考え方」を養うために、さまざまな「問い」を通して、経営観を確立していただいております。

  • 「PHP経営道コース」経営者・幹部への問いかけ
  • すべて最終的には「わが責任」と自覚しているかどうか
  • 率先垂範しているかどうか
  • 経営、仕事を「公事」と心得ているかどうか
  • いざというときの覚悟を日ごろから堅持しているかどうか
  • 人を育て生かすことを実践し、効果をあげているかどうか
  • 人情の機微によく通じているかどうか
  • 心配こそ生きがいと受け止めているかどうか
  • 経営を好きかどうか
  • 自分流の成功法を見出しているかどうか

これらの問いには唯一の正解があるわけではありませんが、幹部研修でのチェックリストとしてお役に立つのではないかと思いますので、参考にしてみてください。PHP研究所では、経営者・幹部育成のための研修サービス、DVD講話など、多数取り揃えております。いすれも最新のマネジメントスキルを学ぶというものではありませんが、経営者としての揺るぎない信念や行動の原理原則の確立、人間力の涵養にお役立ていただけるものとなっております。