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リーダーシップを育成する中堅社員研修プログラムの例

リーダーシップを育成する中堅社員研修プログラムの例

(2015年2月 3日更新)

 
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中堅社員研修では、役割の自覚とリーダーシップの育成が重視されます。また、講義だけではなく、ゲームやディスカッションなどを盛り込むと効果的です。『実践 社員教育推進マニュアル』からの転載で具体的なプログラム例をご紹介します。

 

*  *  *  *  *

 

【中堅社員研修のプログラム例】

1日目:中堅社員の役割とリーダーシップ

2日目:業務改善と部下指導力

 

【ねらい】

・中堅社員としての自覚を促し、期待される役割を認識する

・リーダーシップや後輩指導、業務改善への取り組みを促す

・自己のキャリアビジョンを明確に描き、自己革新計画を立てる

 

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【研修プログラムの考え方】

 

(1)経営理念・行動規範を意識した仕事をする

入社後3年が経つとかなり仕事を覚え、自分の会社や仕事を振り返る余裕が出てくる。しかし一方で、この時期から将来に対する不安を感じ、転職を考える時期でもある。「この会社でよかったのか」「自分のやりたい仕事はこれなのか」など、将来の方向性に迷いが出てくる。会社の経営理念をしっかり理解させ、仕事に対する使命感を持つように教育しなければならない。

入社後5年以上経つと仕事にマンネリ感が出てくるので、異動や配置転換も検討する。この時期からマンネリ感で転職していくケースもあり、自己重要感や自己存在感を感じさせる教育が必要になってくる。

 

(2)スキルチェックにより強みと弱みを発見する

スキルチェックは前向きに向上心を持って確認するように促す。これまでの仕事ぶりを振り返り、まだ欠けている能力を認識するとともに、得意なことや長所を発見してもらう。自律型人材を目指して主体的に率先してキャリアを積んでいくように促す。

 

(3)組織の中での役割認識と求められるスキルを気づかせる

期待されている役割を認識し、スキルチェックによる現状把握とのギャップを実感として受け止めてもらう。今後、どのように役割を遂行するのか、さらに次期リーダーになるためにどのように行動していくべきかを考えてもらう。

今後、会社の中核を担う社員として求められるスキルを明確にする。リーダーシップやチームワーク、部下・後輩指導など対人スキルをゲームを通じて体感してもらう。

 

(4)新規事業や業務改善の企画を立案するスキルを教育する

仕事に対するやる気は「自分と会社の一体感」が感じられることでわき起こって来るものである。この時期、経営者の話をじっくり聴き、再度会社との一体感を体感することは極めて意義がある。

発想力や企画力を養成するだけではなく、自律型人材になるため、自分のやりたいことを仕事の中で発見し、それを自ら考え行動を起こすことに気づいてもらう狙いもある。ゲームや実習を通じて、自社の事業にとらわれず「新規事業」を考えたり、仕事のムリ・ムダ・ムラを発見し、「業務改善」の企画を立てるスキルを学んでもらう。さらに、仕事に対するモチベーションを促し、1枚企画書作成法を学んでもらう。

 

(5)自己革新計画を作成し決意表明する

キャリアプラン計画シートを作成することで、「今後何を学んで、どのように行動していくか」を考える。具体的に3年後・5年後・10年後を見据えて、獲得する知識・スキルと行動目標を明確にする。

最後に決意表明として、「どうやって将来のあるべき姿に近づいていくか」を全員の前で発表する。発表することで、意欲を高め、「有言実行」の風土をつくる効果もある。

 

※出典:『[実践]社員教育推進マニュアル』(2009年1月・PHP研究所発行)
 
 

 
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役付け一歩手前の立場としての使命と役割を確認し、自らの現状と課題を正しく把握して いただき、明日からの行動革新を促します。
 
 
現場の第一線で仕事をしている若手・中堅社員の活性化は、業績向上に直結します。しか し、多くの企業ではその教育をOJTに委ねてしまいがちです。その結果、「過去の経験 則から抜け出せない」「新しい視点や発想に乏しい」といった社員がどうしても増えてし まうのです。 PHP研究所は、自ら考え行動し、成果を生み出す「自主自律型人材」の育成を主眼に、 セミナーや教材開発を行なっています。
 

 
【著者プロフィール】
 
茅切伸明  (かやきり・のぶあき) 
慶應義塾大学 商学部卒業後、(株)三貴入社。 その後、(株)日本エル・シー・エー入社。 
平成1年3月 住友銀行グループ 住友ビジネスコンサルテイング(株)(現SMBC コンサルティング(株))入社。セミナー事業部にて、ビジネスセミナーを年間200 以上、企業内研修を50以上担当し、他社のセミナーを年間50以上受講する。 
平成18年4月 (株)ヒューマンプロデュース・ジャパンを設立。「本物の教育」「本物の講師」「本物の教育担当者」をプロデュースするという理念を掲げ、現在まで年間500以上、累計3,000以上のセミナー・研修をプロデュースするとともに、セミナー会社・研修会社のコンサルティング、セミナー事業の立ち上げ、企業の教育体系の構築なども手掛ける。 
著書に、『実践社員教育推進マニュアル』、通信教育『メンタリングで共に成長する新入社員指導・支援の実践コース』(以上、PHP研究所)、『だれでも一流講師になれる71のルール』(税務経理協会) 
 
 
松下直子 (まつした・なおこ) 
株式会社オフィスあん 代表取締役。社会保険労務士、人事コンサルタント。 
神戸大学卒業後、江崎グリコ(株)に入社。新規開拓の営業職、報道担当の広報職、人事労務職を歴任。現在は、社会保険労務士、人事コンサルタントとして顧問先の指導にあたる一方、民間企業や自治体からの研修・セミナー依頼に応え、全国各地を愛車のバイクで巡回する。
「人事屋」であることを生涯のライフワークと決意し、経営者や人事担当者の支援に意欲的に向き合うかたわら、人事部門の交流の場「庵(いおり)」の定期開催や、新人社会保険労務士の独立を支援するシェアオフィス「AZ合同事務所」の経営など、幅広く人材育成に携わっている。
著書に、『実践社員教育推進マニュアル』『人事・総務マネジメント法律必携』(ともにPHP研究所)、『採用・面接で[採ってはいけない人]の見きわめ方』『部下育成にもっと自信がつく本』(ともに同文舘出版)ほか。

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