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管理職のリーダーシップ【コラム】~細野高志

管理職のリーダーシップ【コラム】~細野高志

(2014年6月20日更新)

 
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管理職層へのリーダーシップ研修での話です。「リーダーの在り方」のなかで、あるディスカッションをしているときのこと、“責任”というキーワードが出てきました。

 

そこで次のように質問してみました。

「あなたに何の相談も連絡もなく、部下がいわば勝手にある業務を行なったところ、その結果、大きなトラブルになってしまいました。勿論、その部下は良かれと思って行なったことであり、決して悪意はありません。同義的責任はともかく、あなたの気持ち、心情的に責任を感じますか? それとも、部下が勝手にやったことだから知らないと思いたいですか?」
 
選択肢は2つです。責任を感じるか、感じないかです。あくまでも気持ちの問題です。そして、なんと全員が責任を感じるという回答でした。
 
一口に“責任”と言っても、その意味内容には二通りあります。「実行責任」と「結果責任」です。
 
企業や団体で大きな不祥事が発生した時に、会見の場を設けて、代表が謝罪を行います。代表自らが行なったものではなくとも、組織のトップとしての責任があるからです。組織で起こったことの結果は、全てトップの責任だからです。
 
部下が行なったことは、良い結果も悪い結果も、「結果責任」は上司が取らなくてはなりません。にもかかわらず、業務遂行段階でそのことを口にする上司とは、めったに出会いません。研修受講者の方々も出会っておられませんでした。幸せなことに私は出会いました。
 
上記の研修受講者の方々は、知らなかったとしても責任はあると言いました。どうせ責任を取るのであれば、「責任は私が取る。全力でやってください!」と告げる方が、部下にとってどれほど心強いことでしょうか。そしてかつての私のように、そんな頼もしい上司のためにも一所懸命に業務にあたることでしょう。
 
部下のモチベーションを高めるためにも、明日からは「責任は私が取る!」と発言しようと大変に盛り上がったディスカッションでした。
 

 
 
細野高志(ほその・たかし)
 
1976年7月~93年4月、学習塾経営のあと、全国労働者共済生活協同組合連合会(全労済)に入職。97年3月に、(財)京都工場保健会に入職し、2006年7月に独立起業。現在、京都経営者協会人材開発研究会会長、京都私立病院協会運営委員、保健医療管理士会幹事をつとめる。PHPビジネスコーチ(上級)、米国NLP協会認定マスタープラクティショナー。コーチング研修、リーダーシップ研修、管理職マネジメント研修など幅広いテーマで研修講師として活躍中。
 
 

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