安岡正篤講話録 人間と縁 ~すべての出会いは得難い幸せ~
商品概要
在庫あり
- 執筆/監修
- [企画協力]公益財団法人 松下政経塾
- 税込価格
- 5,500円(本体価格 5,000円)
- 構成
- CD1枚
- 付属品
- 副読本(48ページ)
- 収録時間
- 約57分
内容・特長
「縁というのは非常に大事なもので、何事も縁より起こるので、「縁起」という言葉があるわけです」
震災や世界的不景気の影響から抜け出そうと歩みを進める日本。活力ある姿を取り戻す活動の中で、「絆」の大切さが再認識されています。その絆の持つ力を最大限に活かすために大切なこと――。それは、私たちを取り巻くさまざまな「縁」を育んでいくことなのではないでしょうか。
安岡正篤氏は、東洋学に基づいた卓越した見識と自身の人間的な魅力により、わが国の進むべき道、日本人の在り方について指し示してこられました。そしてその言葉は、今なお私たちを深く包み込み、示唆を与え続けています。
本CD集は、松下政経塾での1980年5月22日の講話を特別編集し、収録したものです。
安岡氏が考える「縁」の育み方をお聴きください。
<特長1>松下政経塾に集った日本の将来を担う若者に向けた秘蔵の講演を収録。
<特長2>重厚感あふれる語り口で、人間としての歩み方を説く。
<特長3>音声内容をより深く理解するための副読本が付属。
◆内容の一部紹介◆
「結縁――何事も縁より起こる」(Disc1より)
……「因縁果報」「結縁」というものは、実に神秘なもの、微妙なものです。どんなものでも縁があって、その縁が結ばれないと何物をも生まないんです。そういう意味から申しまして、「因縁」「果報」「結縁」ということは、限りない意味、効用、効果のあるもの。…(中略)…ここにこうして結縁、不思議な結縁で集まられた、この不思議な縁というものを、結縁というものを空しくしないように大切にして、いろいろの果報を生む、それにあやかるということは、非常に大切なことでございます。……
詳細
人間と縁
結縁――何事も縁より起こる
私たちはさまざまな場所でさまざまな人と出会い、人生を歩んでいます。その出会いを感じとり、大切にしてこそ、人間的な深みが増し、実りある人生を歩んでいけるのではないでしょうか。安岡氏はご自身が松下政経塾で講演をするに至った経緯から、改めて「縁」の大切さを実感されています。
修養――無為な時間を過ごさないために
多忙を極める現代の日本人。安岡氏はその姿を見て「本当に有為な時間を過ごせているのか」と疑問を呈しています。本来人間は、生涯をかけて知識を高め、品性を磨き、自己の人格形成に努めていかなければなりません。その積み重ねがあってこそ、得難い人生を手にすることができるのです。では私たちはどのように時間を過ごしていけばよいのでしょうか。
知命――自分の存在を知る
人にはそれぞれ一生をかけて果たさなければならない使命があります。その使命を成し遂げるためには「三〇歳から四〇歳までをいかに過ごすかが大切である」と安岡氏は言います。それはいったいなぜでしょうか。『論語』の言葉を引用して解説いただいています。
維新――いつまでも勉強を
人は歳をとればとるほど古い考えや習慣に固執して新しいものを敬遠する傾向にあります。しかし安岡氏は「いくつになっても新しくなければならない」と言います。それはいったいなぜなのでしょうか。
徳――人間の法則
企業間競争が激しさを増す現代。功利を追求し、力で人を治めようとする――。そのような風潮にあるのではないでしょうか。安岡氏は「功利や力では人間を治めていくことはできない」と言います。ではどのようにして人を治めていけばよいのでしょうか。
因縁果報――縁起の良い果報者に
私たちの人生にはさまざまな“きっかけ”があります。そのきっかけを、よい結果に結びつけるのか、あるいは悪い結果にしてしまうのか――。それは、手にした縁をいかに育んでいくかで決まります。人生に明るい前途をもたらすための心の置き方についてお話しいただいています。