サプライチェーンを通じて食品の安全・品質を守る 「食品物流」の基本がわかるコース
コース概要
- 対象
- 社員全般(特に若手~中堅社員)
- 受講期間
- 1カ月
- 教材構成
- テキスト1冊・インターネット添削1回
- 一般受講料
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9,900円(本体価格 9,000円)
- 特別受講料
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8,800円(本体価格 8,000円)
※ガイドブックや制度受講などを前提とした法人様からのお申し込みの場合、特別受講料を適用させていただきます。
- 監修
- 松本隆志(東京海洋大学 学術研究院 食品生産科学部門 教授)
- 執筆講師
- 同上
この講座のねらい
私たちの生活に欠かせない食品が毎日安全に届けられる背景には、複雑かつ高度に発展した「食品物流」の仕組みがあります。消費者に安全・安心な食品を提供するためには、フードサプライチェーンを構成する各工程だけでなく、それらをつなぐ物流を踏まえた全体を通しての安全・品質管理が不可欠です。物流はまさにフードサプライチェーンの要であり、極めて重要な役割を果たしています。
本コースでは、食品物流に関する基本的な知識と、食品の安全・品質を守るための取り組みについてわかりやすく解説。現代社会における食品物流の重要性と責任についての理解を深めます。
この講座の特徴
1)トレーサビリティ、HACCP、コールドチェーン、リスク管理など、食品の安全と品質を確保するために不可欠な知識を習得できます。
2)サプライチェーンを通じての食品安全・品質管理の仕組みを学び、サプライチェーンマネジメント(SCM)の視点を養います。
3)物流に携わる方はもちろん、食品業界で働くすべての方にとって実践的に役立つ内容です。
カリキュラム
【第1章】フードサプライチェーンと物流
(1)フードサプライチェーンとサプライチェーンマネジメント(SCM)
(2)フードサプライチェーンの各プロセス
(3)ロジスティクスと物流
【第2章】物流の機能と役割
(1)物流の6つの機能と役割
(2)物流の5つの領域
(3)さまざまな輸送手段とその課題
(4)物流の「2024年問題」とその対応
【第3章】食品物流の特性
(1)食品物流の特徴
(2)温度管理の重要性
(3)トレーサビリティシステムの役割
【第4章】フードサプライチェーンの品質管理とリスク管理(1)
原材料の調達と食品安全
(1)原材料の選定基準
(2)トレーサビリティとリスク管理
【第5章】フードサプライチェーンの品質管理とリスク管理(2)
製品の製造・加工と品質管理
(1)HACCPシステム:食品製造プロセスにおける危害分析とCCPの設定
(2)異物混入防止と温度管理:衛生管理と製造工程での温度管理の重要性
(3)製造記録の管理とリコール対応:製造データの保存とリコール発生時の対応計画
【第6章】フードサプライチェーンの品質管理とリスク管理(3)
常温物流と低温物流(コールドチェーン)
(1)常温物流とは
(2)低温物流(コールドチェーン)とは
(3)コールドチェーンのシステムと温度管理
(4)物流品質の確保:輸送中のリスク管理と製品品質を守るための取り組み
【第7章】サステナビリティと食品物流の未来
(1)物流におけるサステナビリティ:CO2排出削減やエネルギー効率の向上、3Rの実践
(2)物流デジタルトランスフォーメーション(DX):情報システムの導入と物流におけるDXの重要性